
オセアニア・ツアーからの最新ライヴアルバムがギフト・タイトルで登場です。南北アメリカ→日本→中国と進んだ“THE BOOK OF SOULS WORLD TOUR 2016”の次なる舞台は、オセアニア。今週は、そのオセアニア・ツアーの代表作『BRISBANE 2016(Shades 643)』が登場しますが、傑作録音はその1本だけではありませんでした。本作は、もう1本の傑作とも言うべき、「2016年5月1日オークランド公演(ニュージーランド)」のオーディエンス・アルバムです。まずは、オセアニア・ツアーの日程から見てみましょう。
・4月29日:クライストチャーチ公演 ・5月1日:オークランド公演 【本作】 ・5月4日:ブリスベン公演 『BRISBANE 2016』 ・5月6日:シドニー公演 ・5月9日:メルボルン公演 ・5月12日:アデレード公演 ・5月14日:パース公演
このように、オセアニア・ツアーは全7公演。本作が録音されたオークランド公演は『BRISBANE 2016』の1つ前のショウにあたります。かの傑作録音がオーストラリアの代表作だとすれば、本作はニュージーランドの代表録音なのです。気になるクオリティは、これがまた見事なオーディエンス・サウンド。「まるでサウンドボード」と言うタイプではありませんが、楽音の芯は図太く、楽器群のエッジも立っている。大歓声のスペクタクルだけでなく、間近の歓声がやや気になるところではあるものの、それに蹂躙されることのない演奏が素晴らしい。MAIDEN音源の判断は、ベースのバキバキ感とヴォーカルの機微が一番の指標になるわけですが、その両方とも申し分ない名録音です。ただ、現在はすでに日本録音の名盤『JAPAN FINAL 2016』が登場し、同じオセアニアでも傑作『BRISBANE 2016』がほぼ同時に登場している。そのために“ツアー・トップ”とはいきませんが、もしこれが“音源不足”と嘆かれていた南北アメリカツアーであったなら、世界中のマニアの耳目を一身に集めたことでしょう。そして、そのサウンドで描かれるのが、これまた見事なIRON MAIDEN。“THE BOOK OF SOULS WORLD TOUR 2016”も、2016年2月のスタートから2ヶ月・11ヵ国・32回の場数をこなし、日本→中国→ニュージーランドの流れでほぼ時差もない完璧なコンディション。日本でも見事なショウを見せつけてくれましたが、その好調を存分に発揮したパフォーマンスを展開してくれるのです。充実のパフォーマンス、燃え上がる熱狂、素晴らしいサウンド。ライヴアルバムに求められる要素がキチッと揃った名録音です。日本公演の奇跡録音『JAPAN FINAL 2016』や激クリアな『BRISBANE 2016』があるために頂点にこそ立ちませんが、1本のライヴアルバムとして過不足のない見事な逸品。ED FORCE ONEと共に世界を回りたい方には、ぜひ楽しんでいただきたい傑作。今週末、あなたのお手元へお届けいたします。
Live at Vector Arena, Auckland, Australia 1st May 2016 TRULY AMAZING SOUND The Book of Souls World Tour
Disc 1(58:00)
1. Opening Movie: Take The Ed Force One 2. If Eternity Should Fail 3. Speed of Light 4. Children of the Damned 5. Tears of a Clown 6. The Red and the Black 7. The Trooper 8. Powerslave 9. Death or Glory
Disc 2(58:11)
1. The Book of Souls 2. Hallowed Be Thy Name 3. Fear of the Dark 4. Iron Maiden 5. The Number of the Beast 6. MC 7. Blood Brothers 8. Wasted Years