
「Since We Were Teenagers」なるタイトルで、近年登場した超高音質音源をリマスター収録。1970年第一次北米ツアー終盤の5月1日、サンタ・モニカ公演を極上 オーディエンス録音で収録。まず注目はその音質のアッパーぶりで、3年前に登場した、それまで欠損していたGreen Is The Colour、Careful With That Axe, Eugene、A Saucerful Of Secretsの3曲を含む2時間の最長版(マスター・リールからの1st Genテイク)をも完全に上回る極上音質で収録されています。その差は一聴して判る程の違いがあり、音のクリアネス、パンチ、スケール感、情報量そのもの に圧倒的な差が感じられ、ジェネの違いでここまで音像が変わるものなのか、というのを改めて感ずることができます。本テイクは5"リール・マスターをダイ レクトにデジタル化したもので、3年前流通した最長版より更に世代の若いテープを使用しています。1970年サンタモニカ公演と言えば、アメリカでの最初 のフロイド海賊盤と言われているアナログブートレッグLP「Omayyad」(TMOQ)に収録された、フロイドファンにとっては思い入れが深いライブコ ンサートであり、それが、ここまで進歩した大変優れた内容で聴けるのは、マニアにとっては感慨深いものあるのではないでしょうか。この歴史的発掘に際し、 サンタモニカ公演録音の欠点であったカットポイントを全て念入りに別音源で補填。一曲目のGrantchester Meadows はエンディング部分の30秒ほどの収録でしたが、本テイクは、そのひとつ前の4月29日サンフランシスコ公演の「KQED」テイクのベストヴァージョンを 繋げることで7分40秒の見事なイントロパートを造り出しています。このパッチ処理や音像補正も見事なもので、最高音質同士のマスターだから可能と言える のでしょうが、全く違和感がありません。あの歴史的なサンタモニカ音源を、ムード溢れる「鳥のさえずり」SEから聴けるなんて、なんて素晴らしい事でしょ う!この当時は「The Amazing Pudding」と名付けられていた「Atom Heart Mother」の14分目のテープドロップも大変キレイに補正されています。Careful With That Axe, Eugeneの2:30-3:50付近にかけての欠損は1969年12月6日のタルボット公演(AFAN Festival)音源からこちらも違和感なくパッチされています。指摘されなければ、絶対に判らない程上手く処理されており、その高度な作業ぶりには本 当に感銘を覚えます。結果的に、2008年登場の1st GEN テイク(こちらはSIRENEの「HEAVY HUNG」に収録)より10分も長いヴァージョンになっており、まさに「トータル・リストア」された「究極のアップグレード版」の登場と言えます。
Live at Civic Auditorium, Santa Monica, CA. USA 1st May 1970 PERFECT SOUND(UPGRADE)
Disc 1(51:20)
1. Grantchester Meadows 2. Astronomy Domine 3. Cymbaline 4. The Amazing Pudding(Atom Heart Mother)
Disc 2(79:08)
1. Intro. 2. The Embryo 3. Green Is The Colour 4. Careful With That Axe, Eugene 5. Set The Controls For The Heart Of The Sun 6. Interstellar Overdrive 7. A Saucerful Of Secrets