
ジョー・リン・ターナーをフィーチャーした第六期DEEP PURPLE唯一のアルバム「SLAVES AND MASTERS」を引っ提げた1991年イギリスツアーより、ハイライトとなったロンドン"ハマースミス・オデオン"4連続公演のうち、初日の3月14日 と最終日の3月17日の2公演が、豪華4枚組の完全限定プレスCDでリリース決定! '91年ハマースミス公演は2日目と3日目がアイテム化されています が、これまでほとんど知られていなかった初日と最終日の登場は、ファンにとって大きな驚きとなるはずです!1987年から'88年の「HOUSE OF BLUELIGHT」ツアーにおいて深刻化したリッチーとイアン・ギランの対立は、'89年にギラン解雇という事態へ発展します。新作製作に当たって行わ れたギランの後任シンガー選定は難航し、「優れたメロディが歌える」人物を望むリッチーと、「個性的なシンガー」を求めるロジャー・グローヴァーが対立。 ジミ・ジェイミソンやカル・スワン、さらにテリー・ブロックと、様々な候補が浮かんでは消えました。最終的にリッチーやロジャーが実力を理解している ジョー・リン・ターナーが迎えられたものの、シンガー選びのしこりはジョー加入後も尾を引き、アルバムの製作ではロジャーとジョーがぶつかるなど、新作 「SLAVES AND MASTERS」の発表まではまさに困難の連続でした。それでも'91年1月末からスタートしたツアーは充実し、フロントに元RAINBOWのメンバー3人が並んだ事や、「Black Night」にインクルードされた「Long Live Rock 'N' Roll」は大きな話題となりました。ヨーロッパでの日程を終えたバンドは3月10日のマンチェスター公演からイギリスツアーを開始します。全7公演が行われたツアーの中でハイライトになっ たのが、3月14日から17日まで4日間連続で行われたロンドン"ハマースミス・オデオン"公演。このうち15日は全長版音源が'90年代から有名で、 16日も一部が既発の別日音源でボーナス収録される形で存在していましたが、なぜか14日と17日はこれまでまともに音源化される事はありませんでした。今回はその初日と最終日を、独自に入手した高品位オーディエンス・マスターでついにCD化! 今まで知られていなかった2公演を、優良なサウンドで余すところなく楽しむことが出来ます!ディスク1と2へは初日となった14日のライヴを収録。オープニングから伝統の会場らしい独特の熱気をリアルに捉えている録音で、ライヴ・テープらしい 独特の質感と臨場感に富んだ音像は非常に魅力的です。もちろん見通しやバランスにも優れており、「Burn」で始まる演奏ではジョーのヴォーカルやリッ チーのギターなど、メンバーの演奏も程よい分離感で楽しめます。特に太い音色でくっきり収められたロジャーのベースは楽曲へさらなる聴き応えをプラス。 「Black Night」および「Fire In The Basement」では彼が歌うようなラインを聴かせ、ライヴの聴き所になっています。もちろんイアン・ペイスやジョン・ロードも黙ってはおらず、ペイス はスウィングするドラムで聴き手を魅了。ジョンも「Black Night」曲中にフィーチャーされる「Child In Time」や「Truth Hurts」などで素晴らしいキーボードの音色を聴かせてくれます。この「Truth Hurts」以降は音質もさらに安定・向上し、翌日15日の録音を上回る聴き易さと明度でライヴを再現します。バンドの演奏がダイナミックに切り込む 「The Cut Runs Deep」やファンタジックな「King Of Dreams」は堪りません。洗練されたメロディアスな曲想が第六期らしさを味わわせる「Love Conquers All」では観客も演奏に聴き入っていて、リッチーの繊細なトーンやジョーのエモーショナルなヴォーカルも最高の聴き易さで楽しめます! アンコールの 「Smoke On The Water」が演奏された後、リッチーとロジャー、ジョーの3人がファンの歓声へ応えるように軽いジャムを披露しているのは、この日のみのポイントです。翌15日のライヴで取り上げられた「A Whiter Shade Of Pale」や「Yesterday」のようなサプライズ・ナンバーこそ無いものの、大舞台の初日らしい手堅い演奏と、この日を心待ちにしていた観客の熱気 は、高い聴き応えと満足感でライヴを楽しませてくれます。そしてディスク3・4で楽しめるのが17日のライヴ。本録音では14日以上に明度とクリアネスに優れ、テーパーとステージの距離が近いダイレクト感も素 晴らしいの一言。20年以上前のテープ録音としては間違いなく極上といえるクオリティでライヴの模様を活写しています。メンバーそれぞれのプレイも理想的 なバランスで収録されており、リッチーとジョンの優れたソロもオープニングの「Burn」からくっきりと浮かび上がっています。この日はイギリスツアーの最終公演とあってバンドのプレイも充実しており、リッチーもキレのあるソロを連発。前述した「Burn」のほか、叙情的な 「Truth Hurts」や「Love Conquers All」は素晴らしいものがあります。ジョーのヴォーカルは特に気合に満ち、パワフルに声を響かせる「Black Night」やダイナミックな「The Cut Runs Deep」は聴き応え満点。「Perfect Strangers」や「Knocking At Your Back Door」の第五期ナンバーでもジョーはオリジナルな解釈を交え、「SLAVES AND MASTERS」の楽曲と違和感の無いカラーで再現しています。その「Knocking At Your Back Door」に続いて取り上げられる「Hey Joe」はライヴの聴き所。RAINBOW時代に演奏された同曲と聴き比べても面白いです。ここからメドレー的に流れ込む「Lazy」・「Highway Star」の第二期クラシックは大きな盛り上がりを演出。ギランとは異なる感性ではありますが、ジョーは聴き手の期待に応える見事な歌唱を披露しています。アンコールの「Smoke On The Water」は本音源最大の目玉。この日の同曲では何とリッチーが姿を見せず、ギターレスでの演奏となっているのです。それでもジョンのキーボードを中心 とした構成は実に興味深いものがあり、きっちりインクルードされたペイスのドラムソロと「Woman From Tokyo」も、リッチー不在を補うような熱い演奏になっています。波乱のアンコールまでも優れたサウンドで生々しくリアルに追体験できる本録音は、ハ マースミス4公演中でも注目に値する名音源だと言えるでしょう。
PURPLEはこの17日でイギリスツアーを終了し、4月からはアメリカへとツアーの舞台を移します。アメリカツアー以降はセットリストが一部変化し、 第六期ならではの名曲「King Of Dreams」はセット落ちするか、アンコールのメドレーで軽く触れられる程度になってしまいます。本作で聴ける長編のセットは、日本のファンにとっても 理想的な内容といえ、来日公演の音源以上に興味深く聴き進めることが出来るでしょう。ジョーを加えた第六期DEEP PURPLE唯一のイギリスツアーにおいて、桧舞台となった"ハマースミス・オデオン"での初日と最終日をセットにした本作は、まさに全てのDEEP PURPLE必聴必携の4枚組。もちろんリッチーとジョーの共演を聴きたいRAINBOWファンにとっても見逃せない一本が堂々の リリース決定です!
Live at Hammersmith Odeon, London, UK 14th & 17th March 1991 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (58:29)
1. Intro 2. Burn 3. Black Night 4. Child In Time, Long Live Rock 'n' Roll & Black Night(reprise) 5. Truth Hurts 6. The Cut Runs Deep incl. Hush 7. Perfect Strangers 8. Fire In The Basement incl. Bass Solo 9. King Of Dreams
Disc 2 (43:07)
1. Love Conquers All 2. Difficult To Cure 3. Keyboard Solo 4. Knocking At Your Back Door 5. Highway Star 6. Smoke On The Water incl. Drum Solo & Woman From Tokyo
Live at Hammersmith Odeon, London, UK 17th March 1991
Disc 3(56:28)
1. Intro 2. Burn 3. Black Night 4. Child In Time, Long Live Rock 'n' Roll & Black Night(reprise) 5. Truth Hurts 6. The Cut Runs Deep incl. Hush 7. Perfect Strangers 8. Fire In The Basement incl. Bass Solo 9. Love Conquers All
Disc 4(42:21)
1. Difficult To Cure 2. Keyboard Solo 3. Knocking At Your Back Door 4. Hey Joe 5. Lazy 6. Highway Star 7. Smoke On The Water incl. Drum Solo & Woman From Tokyo
Ritchie Blackmore - Guitar Joe Lynn Turner - Vocal Roger Glover – Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice – Drums