
この「REACTION」は、アナログ時代から知られ、当時はFM音源とも言われていた名録音。専門誌でも「アナログ時代のスーパーレアブートレッグ」「かなり音質が良いアイテム」と紹介される名盤です。長らくCD化されてこなかった音源でもありますが、本作は極上状態のオリジナルLPから復刻。デジタル・リマスタリングで最上バージョンに仕上げました。そんな名盤の正体は「1978年12月6日・大阪厚生年金会館」公演を収めたオーディエンス・アルバム。このツアーでは大阪厚生年金会館でも2回ありましたので、改めて日程で確認してみましょう。
・12月5日:名古屋市公会堂・12月6日:大阪厚生年金会館 【本作】・12月7日:大阪厚生年金会館・12月9日:大阪万博記念ホール・12月11日:日本武道館・12月12日:NHKホール
このように、本作は2回の大阪ライヴでも初日公演を収めたライヴアルバムなのです。そのサウンドは、伝説になるのもうなずける素晴らしいもの。実際には伝承とは異なってオーディエンスらしい録音なのですが、ヴィンテージ感覚の暖かみに溢れつつも、ノイズや音割れもなく、芯の図太い楽音が美しく鳴る。拍手や歓声も吹き込まれてはいるものの、ボウイの歌声や楽音こそが主役を張っており、一瞬たりともその座を譲らないのです。そんなサウンドだからこそ、長年に渡ってファンの心を満たし得たのです。これもまた貴重な大阪初日の記録。そして、その貴重さ以上に、長年の“本生のボウイに逢いたい”というファンの想いが染みついたサウンドに心温まる1枚なのです。録音の歴史は、味気ない高音質競争にまみれていたわけではありません。「1回でも多く聴きたい」「ほんの少しでもボウイの側にいたい」。そんな想いが綴ってきた歴史なのです。そんな歴史に画期的な新発掘の1ページが書き加えられた今だからこそ、伝統の暖かみに触れていただきたい。常にボウイを想い、片時も彼を忘れなかったファンの心を支え続けたサウンドを語り継いでいただきたい。
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 6th December 1978 (49:45)
01. "Heroes" 02. What In The World 03. Be My Wife 04. The Jean Genie 05. Blackout 06. Suffragette City 07. Art Decade 08. Alabama Song 09. Stay 10. Rebel Rebel