
黄金の70年代を総括する1979年ジャパンツアーのライヴアルバムが登場です。解散前のEAGLESは、70年代に2回日本を訪れたわけですが、本作はラストアルバム「THE LONG RUN」に伴う2度目の来日の2日目「1979年9月18日・日本武道館」公演を収めたオーディエンス・アルバム。ここで、1979年ジャパンツアーの概要を見てみましょう。
・1979年9月17日:日本武道館 ・1979年9月18日:日本武道館 【本作】 ・1979年9月19日:日本武道館 ・1979年9月21日:名古屋市国際展示場 ・1979年9月22日:大阪万博記念公園お祭り広場 ・1979年9月25日:日本武道館
このように全6回中4回が日本武道館で、この年のタイトルは「At Budokan」に溢れているわけですが、本作は2回目にあたります。この日は4年前に登場した「GONNA LAST FOREVER(ZION-026)」が大決定盤の王座に君臨しているものの、本作はそれとは別の録音。しかし、単なる別録音というだけでなく、あの超傑作に肉薄するほどのサウンドを誇るスーパー・サウンドなのです。そのクリアさ、楽音の美しさは、まさに「GONNA LAST FOREVER」と互角。安定感や鮮度では「GONNA LAST FOREVER」が勝っているようにも感じますが、低音の豊かさ、ダイレクト感では本作の方が上かも知れません。そんなスーパー・アルバムでありつつ、なぜ今頃ご紹介することになったのか。それは……テーパーの側でグズる子どもの声が入るのです。こう書くと、超高音質のグズり声が詰まっていると思われるかも知れませんが、そういうわけではありません。コンサート中のほとんどでは静かにしていて、通常のオーディエンス録音にある話し声と変わらない。しかし、大人声では気にならない程度であっても、子どもの声色だと気になってしまうのです。特に、静かに耳を澄ませる日本の会場の場合は……。とは言え、この子どももどうやら単に連れられてきたわけでもない様子。一番大きく入っているのは冒頭を飾る「Hotel California」のイントロなのですが、「えーっ、一番最初!?」と口走り、「Life In The Fast Lane」ではサビを一緒に歌う。どうやら単に本当にアルバム「HOTEL CALIFORNIA」が好きでライヴに来ているようです。こんな子どもも大好きだった37年前のEAGLES。これもまた、時代と現場のリアルなドキュメントなのです。子ども声というのは好き嫌いが激しいものですので、苦手な方にお薦めすることはできませんが、逆にそれが微笑ましく思える方には、極上のサウンドとコンサートをお約束できる2枚組です。数あるEAGLES録音でも2つとないハイクオリティな個性盤。ぜひ、この機会にお試しください。
Live at Budokan, Tokyo, Japan 18th September 1979 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
Disc 1(45:18)
1. Intro 2. Hotel California 3. Already Gone 4. In The City 5. Doolin-Dalton 6. Desperado (reprise) 7. Lyin' Eyes 8. I Can't Tell You Why 9. Desperado
Disc 2(58:27)
1. MC 2. Heartache Tonight 3. One Of These Nights 4. Turn To Stone 5. The Long Run 6. Life's Been Good 7. Life In The Fast Lane 8. Rocky Mountain Way 9. Take It Easy 10. The Best Of My Love
Glenn Frey - Guitar, Keyboards, Vocal Don Henley - Drums, Guitar, Vocal Don Felder - Guitar, Vocal Joe Walsh - Guitar, Keyboards, Vocal Timothy B. Schmit - Bass Guitar, Vocals