
「The Evil Jam」は元々のThe Waiting Roomの原題。「The Lamb Lies Down On Broadway」後半の2曲目、Lilywhite LilithからAnywayへの橋渡しとして位置づけられる即興性に満ちたインストナンバーで、楽曲的にはインプロヴィゼーション・ジャムから発展したものであり、トニー・バンクスのインタビューによると、セッションではスタジオ内の電気を全て消して、暗闇の中で演奏し楽曲のダークなイメージを深めていったことが語られています。The Waiting Roomは「The Lamb Lies Down On Broadway Tour」の中にあって唯一、リズム・フリーの即興に応じたインストゥルメンタルであり、その内容は演奏時間も含め公演ごとに異なります。本盤は、今週リリースの「REHEARSAL TAPES 1973-1974」を編集した人物が発表したThe Waiting Roomの高品質ライブ・コンピレーションであり、このように時系列で並べて聴くことで、その時期・場所での演奏の違いは勿論、ライブにおけるのThe Waiting Roomの変貌をリアルな音像で楽しむことができます。一部、ヒスノイズの除去を行ったり、ピッチの調整を施しましたが、マスターはそのほとんどがライン録音を含む高音質テイクを使用しているので、内容に統一感があり、全体を通して、非常に完成度の高い一枚に仕上がっています。ミステリアスな導入部からアヴァンギャルドな展開を聴かせる前半部、次第に激しさを増す中盤から次第にテンポダウンしいく後半と、日ごとに変化する演奏ぶりはどのテイクも聴きごたえ満点。ありそうで実は全くなかったような試みであり、The Waiting Roomの演奏に特化して聴き入ることで、非常に興味深い76分が楽しめます。
Showing how The Waiting Room changed over the year or so it was played... STEREO SBD/AUD
01. Headley Grange Rehearsal Take #1 June/July 1974 02. Headley Grange Rehearsal Take #2 June/July 1974 03. Civic Plaza Assembly Hall, Phoenix, AZ. USA 28th January 1975 04. Palais des Sports, Dijon, France 1st March 1975 05. Messezentrum Halle A, Nuremberg, Germany 27th March 1975
06. Saarlandhalle, Saarbrucken Germany 30th March 1975 07. Circus Krone, Munich, Germany 4th April 1975 08. Martinihal-Centrum, Groningen, Netherlands 10th April 1975 09. Empire Pool, London, England 15th April 1975 10. Gaumont Theatre, Southampton, England 16th April 1975
11. Empire Theatre, Liverpool England 19th April 1975 12. Usher Hall, Edinburgh, Scotland 22nd April 1975 13. Palace Theatre, Manchester, England 28th April 1975 14. Patinoire, Rheims, France 15th May 1975