
ランディ・ローズ時代の大決定音源が、まさかのアップグレードで復活です! 本作は、ランディが亡くなる約2ヶ月前となる「1982年1月22日ミルウォーキー公演」を収めたオーディエンス・アルバム。古くはサウンドボードとして取引されていた時代もあるほどの大定番で、短いランディ時代の末期を最高サウンドで伝える名音源として録音史に輝く録音です。古くから知られるだけに、いくつかの既発が存在し、中でも2010年には“マスター・ダイレクト・バージョン”がCD「ANGEL & DEMON」としてリリース。「もはや、これ以上はあり得ないクオリティ」と大好評を博しました。今聴いても「ANGEL & DEMON」のマスター鮮度は、完璧としか思えないものなのですが、今回登場したのは海外のコアマニアが精緻を凝らした“リマスタリング・バージョン”。「これ以上はない」とまで評された「ANGEL & DEMON」超えを実現してしまったのです。マニア渾身のマスタリングをご紹介する前に、初めての方のためにも、この音源がいかに重要なのかもお話ししておきましょう。2枚にスタジオ作「BLIZZARD OF OZZ」「DIARY OF A MADMAN」を遺したランディ時代は、ツアーも約1年半しかありませんでした。ここでオジー&ランディ以外のメンバーも含め、カンタンにまとめますと……。
“BLIZZARD OF OZZ TOUR 1980-1981”・1980年9月3日ー11月1日:UKツアー(34公演)(Bデイズリー、Lカースレイク、Lブリッジウォーター)・1981年4月22日ー9月13日:北米ツアー#1(92公演)+英国1公演(Rサーゾ、Tアルドリッジ、Lブリッジウォーター)
“DIARY OF A MADMAN TOUR 1981-1982”・1981年11月5日ー12月2日:欧州ツアー(10公演)(Rサーゾ、Tアルドリッジ、Lブリッジウォーター)・1981年12月30日ー1982年3月18日:北米ツアー#2(46公演)(Rサーゾ、Tアルドリッジ、Dエイリー)
以上の183公演で全部です。このうち、ランディ時代の代表音源と言えば、「TRIBUTE」の元となったクリーヴランド81やモントリオール81、「DIARY OF A MADMAN」のデラックスエディションで発掘されたニューヨーク81など、ほとんどが「北米ツアー#1」に集中している。回数の少ない「UK・欧州ツアー」は致し方ないとしても、ドン・エイリーを得て完璧なスター集団と化した「北米ツアー#2」は是が非にでもハイクオリティで聴きたい………そんなマニアたちの渇きを癒し、「“DIARY OF A MADMAN TOUR”ならまずはコレ」「1982年の最高傑作」「ランディ時代最強のオーディエンス録音」と賛辞を集め続けてきたのが、このミルウォーキー公演なのです。そして、そんな歴史的な録音の“頂点超え”を果たしてしまったのが本作。恐らくベースとなっているのは「ANGEL & DEMON」と同じマスターだと思われますが、それを海外のコアマニアが時間と手間と愛情をふんだんに注ぎ込んでリマスタリングしたものなのです。「ANGEL & DEMON」でも完璧なピッチやノイズのトリートメント等、録音を最高に輝かせる処理は施されていましたが、本作ではさらに録音自体の欠点まで修復している。ミリセカンドのフリップギャップも見逃さず、ランダムに起こる音量のバラツキを丹念に修正し、片チャンネルが欠けていればもう片方をコピーして補正。執念にも似た作業を経ての頂点越えとなったのです。その作業は全編にわたっておりますが、一番威力を感じるのは冒頭の「Diary Of A Madman」でしょうか。客席録音というものは、ショウの冒頭は出音が読み切れず、さまざまなトラブルが発生しやすいもの。この録音でもテープに残っていた関係ない音楽があったり、片チャンネルが落ちたり、音量がフラつく。「ANGEL & DEMON」では、それも含めて“大元録音の真実”をお届けしましたが、本作はことごとく修正されている。特に大胆に落ちていた左チャンネルからも「Diary Of A Madman」が流れる安定感は、「あれ?」と思わせることなく自然とショウに没入させてくれる。さすがにヘッドフォンで聴けば、両チャンネル同じ(=モノラル)からステレオに移行する瞬間は分かったりもしますが、違和感はゼロです。そのサウンドで蘇った“DIARY OF A MADMAN TOUR”の代表音源は、まさにパラダイス。「TRIBUTE」とは違う「Diary Of A Madman」「Over The Mountain」によるオープニングはもちろん、全編でランディのギターも触れれば壊れてしまいそうな儚いメロディが舞いに舞い、美しく散らされたドン・エイリーの鮮やかなフレーズが感動を一層盛りたてる。ルディ&アルドリッジの強靱なリズム隊は言うに及ばず、“全員がスター”の輝きを放っているからこそのキラめくショウ。それが「まるでサウンドボード」と呼ばれ続けたダイレクト感で耳に流し込まれるのです。オフィシャルやサウンドボードをかき集めようとも手が届かない“DIARY OF A MADMAN TOUR”の世界。その最強録音だからこそ、マニアも労をいとわずに“さらなる高み”を目指してしまう。このライヴ現場から34年の時間を超え、いえ、その間に積み重ねられた歴史があったからこそ、幾多の録音の中から選び抜かれ、磨き抜かれた。ランディ・ローズが一番輝いていた現場を本生100%で真空パックし、長年彼を忘れないマニアの愛情が輝くライヴアルバム。今なお、ランディをこよなく愛する方なら、この眩しさを感じていただけるはず。
Live at Mecca Auditorium, Milwaukee, WI. USA 22nd January 1982
TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE) (78:56)
1. Diary Of A Madman 2. Over The Mountain 3. Mr. Crowley 4. Crazy Train 5. Revelation 6. Steal Away (The Night) 7. Suicide Solution 8. Guitar Solo 9. Drum Solo 10. Goodbye To Romance 11. I Don't Know 12. No Bone Movies 13. Believer 14. Flying High Again 15. Iron Man 16. Children Of The Grave 17. Paranoid
Ozzy Osbourne - Vocal Randy Rhoads - Guitar Rudy Sarzo - Bass Tommy Aldridge - Drums Don Airey – Keyboards