1977年、アルバム「究極」リリースに伴うUKツアーから、11月6&7日の連続2公演となった、グラスゴーのアポロ・シアターでのライブを、近年ネット等に流出したテーパー所有のオリジナル・オーディエンス・マスターよりカップリング収録。初日のアンコール・パートや2日目のオープニングなどが一部未収録ながら、当時としては良好なクオリティーによるもので、また今となっては貴重な記録音源といえるもの。そしてリック・ウェイクマンが復帰し、再び黄金期のラインアップに戻っての本ツアーは、北米とヨーロッパを約半年間かけて敢行され、その終盤にあたるゆえ、演奏のまとまり具合も素晴らしく、セットは黄金期ならではの"Firebird Suite"からスタート。そして3曲目には早くも後半のアレンジが興味深い"Close To The Edge"が登場し、その後は「究極」のナンバーもはさみながら進行し、特に終盤、この時期のみの"Awaken"の序章とも言える、リズムを強調した、"Flight Jam"は後のワールド・ミュージックを彷彿さるアレンジにて。
そしてハイライトソングと言えるドラマティックな本編ラストの"Awaken"はやはり素晴らしく、また初日のファイナル・アンコールのYours Is No Disgraceでは、後半でハウはすさまじいソロも披露。とにかくラストまで大曲の連続で、その中でもシンフォニックに盛り上がるドラマチック・パートは、当時のオーディエンス録音としては奇跡的といえるもので、「究極」ツアーの素晴らしさを知るにはマストと言えるファン必聴アイテム。
DISC 1 : 01. Firebird Suite/02. Parallels/03. I've Seen All Good People/04. Close To The Edge/05. Wonderous Stories/06. Colors Of The Rainbow / Turn Of The Century/07. Tour Song/08. And You And I/09. Going For The One
DISC 2 : 01. Flight Jam/02. Awaken
[Live At Apollo Theatre, Glasgow, UK November 6th 1977]
03. Intro/04. I've Seen All Good People/05. Close To The Edge/06. Wonderous Stories/07. Colors Of The Rainbow / Turn Of The Century/08. Tour Song/09. And You And I
DISC 3 : 01. Going For The One/02. Flight Jam/03. Awaken/04. Yours Is No Disgrace
[Live At Apollo Theatre, Glasgow, UK November 7th 1977]
Jon Anderson – Vocals / Steve Howe – Guitars / Chris Squire – Bass / Rick Wakeman – Keyboards / Alan White – Drums