1979年4月よりスタートした「TORMATO」ツアーに伴う第二次北米ツアーから、5公演目にあたる4月13日のケンタッキー州ルイスビル公演を約2時間に渡って超高音質マイク録音で収録。アンコールのI've Seen All Good People終演後にラジオ局「WLRS-102」のDJがステージに登場。「この日がWLRSがプロモートした102回目のライブ」とアナウンスし、観客は大喝采する様子が収録されていますが、本録音テイクは、あまりに音が良いので、このラジオ局が固定されたスタンドマイクでプロフェッショナルな機材で録音したリールテープから収録されたものというのが定説になっています。冒頭のSiberian KhatruとHeart Of The Sunriseが欠落しており、未収ですが(これは元テープに録音されていない)、3曲目のFuture TimesからアンコールのRoundaboutまで、そして珍しい2分間のアウトロテープまで、しっかりした定位と、ライン録音に匹敵する、最高にクリアーなサウンドでショウのほぼ全容を楽しむことができます。おそらくミキサーブースのセクションに立てられたマイクスタンドからの録音のため、周囲の歓声は拾っていますが、楽音やボーカルの音の粒立ちは半端なく美しく、また鮮度も上々です。歓声が静かな部分は誰しもがサウンドボード音源と信じて疑わないであろう、実にハイクオリティなサウンドです。音の広がりやふくよかさは実に素晴らしく、誰しもが、(おそらく初めて聴く)ラジオステーション保有のマスター音源の持つ高品質な音像に、酔いしれることでしょう。音の分離感やパンチも申し分なく、優秀なマイク録音は、放送音源やサウンドボードをも凌駕すると言う事実を再確認させられる超高品質マスターの登場と言いきって良いと思います。この音で聴けるビッグ・メドレーやこの後、セット落ちしてしまうDon't Kille The Whale、ショウ後半に披露される大曲Awakenは、全てのイエス・ファンを大いに感動させること間違いありません。Awakenの中間部のキーボードやハープが高鳴るドラマチックなパートで、ここまでクリアーな音色で録音されたテイクというのをかつて聴いたことはありません。同じマイク録音でも、機材や環境が違うと、ここまで凄いものが録音できるということが良く分かる1枚とも言えます。オリジナルマスターに散見された多くのアナログプチノイズも全て丁寧に除去。更に音をリマスターし、ブラッシュアップすることで、元々、優良なサウンドが更なるグレード・アップを実現しています。これは、絶対に聴くしかない、ファン必携の、新たなるマスターピースの登場です。
Live at Freedom Hall, Louisville, KY. USA 13th April 1979 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1
1. Future Times 2. Rejoice 3. Circus Of Heaven 4. Time And A Word 5. Long Distance Runaround 6. The Fish (Schindleria Praematurus)/Survival 7. Perpetual Change 8. The Gates Of Delirium 9. Soon 10. Don't Kille The Whale 11. Clap
Disc 2
1. Starship Trooper 2. On The Silent Wings Of Freedom 3. Wakeman Solo 4. Awaken 5. Tour Song 6. I've Seen All Good People 7. WLRS Award Ceremony 8. Roundabout 9. Outro Tape
Jon Anderson - Vocals Steve Howe - Guitars Chris Squire - Bass Rick Wakeman - Keyboards Alan White - Drums