1972年11月から翌73年1月にかけて行われたイギリス・ツアーより、1973年1月18日ブラッドフォード公演を収録。73年演奏のImmigrant Songがサウンドボード録音にて聞けることで知られた本公演、全曲収録盤は今まで一切ありませんでしたが、本タイトルは初登場となるImmigrant Songイントロを含むオーディエンス録音とサウンドボード録音をミックスすることで初の全曲収録を実現した注目盤です。本公演は今から20年ほど前に「APRIL FOOLS DAY」というCDでサウンドボード録音のImmigrant Song1曲のみが不完全ながら初登場し、続けて「HEARTATTACK」というCDでDazed And Confused及びWhole Lotta Loveがやはり不完全ながらサウンドボード録音にて登場しました。その後、これら3曲を収録したタイトルは音質アップしつつ何度かリリースされてはきましたが、サウンドボード録音は結局この3曲の不完全テイクしか確認されず現在に至ります。また、オーディエンス録音は90年代後半に「BRADFORD UK 1973」というタイトルで登場しましたが、Immigrant Songが未収録であり、なおかつ良好とは言い難い音質のためか、リリースは前にも後にもこのタイトルのみのまま現在に至ります。今回音盤化にあたり、メインとなるオーディエンス録音は近年トレーダー間に流通するマスターを使用。これは「BRADFORD UK 1973」と同じ音源で、演奏に距離を感じ、さらに分離の乏しいモノラル・サウンドながら「BRADFORD UK 1973」に比べ確実に明瞭で鮮度の良さを体感できるサウンドです。このオーディエンス録音を軸とし、トレーダー間に流通するサウンドボード録音をミックスし全曲収録を実現しました。しかし、今回なによりも特筆すべきは、オーディエンス録音とはいえ一連のサウンドボード録音や既発「BRADFORD UK 1973」に未収録だったImmigrant Song演奏前の歓声及びImmigrant Songイントロ部を初収録している事でしょう。これによりオーディエンス録音とサウンドボード録音による疑似完成版ながらImmigrant Songがイントロから通して聞けることになったのは、画期的な事に違いはなく、これだけでも聞く価値は十分にあると断言できるタイトルです。
Live at St. George's Hall, Bradford, UK 18th January 1973 AUD/SBD
Disc1
1.Rock And Roll 2.Over The Hills And Far Away 3.Black Dog 4.Misty Mountain Hop 5.Since I've Been Loving You 6.Dancing Days 7.Bron-Y-Aur Stomp 8.The Song Remains The Same 9.The Rain Song
Disc2
1.Sound Check 2.Dazed And Confused 3.Stairway To Heaven 4.Whole Lotta Love 5.Heartbreaker 6.Immigrant Song