
近年、ツアーからの引退を何度も宣言しながら、遂に3年振り22度目の日本公演が実現したエリック・クラプトン。今年で56年のプロキャリアを誇るレジェンド・アーティストがまさかのジャパン・ツアーを敢行してくれました。今この瞬間にも、まさに我々と同じ大地を踏みしめ、同じ空気を吸っているクラプトンですが、4月13日に行われた武道館初日公演が超速リリース決定です!ついこの前の土曜日の高音質ステレオ・オーディエンス音源をもうこの金曜にお届けするという早業!その内容は高音質音源なのです。録音されたポジションは武道館の一階スタンド席で、武道館を体験された方ならお判りのように、前方にオーディエンスのいない一階スタンドの音像はストレートに楽音が飛び込んでくるクリアさが定評です。若干音は遠めながら、使用されたマイクや機材が上級機種だったためか、総合的には文句なしの高音質でステレオ感も際立っています。そして当店のリマスタリングにより、ホール鳴りを抑える調整を致しました。これによりただ速いだけのリリースではない、十分な満足感をご提供します。既にファンはご存知かと思いますが、何と言っても今回のツアー初日は、セットリストで驚かせてくれました。セットリストを大いじりすることもなく、「またまたSomebody's Knockingでゆったり始めるんだろうな」との大方の予想を見事に裏切り、Pretndingでハードにスタートしたこの日は「何かが違う」と予感させるものでした。それが実際に叶ったのが3曲目、89年以来プレイしていなかった隠れた名曲(アルバム「AUGUST」のアウトテイク)Wanna Make Love to Youをプレイしたのです。最初は余程のマニアでも曲名が思いつかなかったほど。大半のオーディエンスには馴染みのない曲だったことから、場内を沸き立たせることはなかったのですが、場内を興奮の坩堝に叩き込んだのが10年ぶりとなった「エレクトリック」Laylaでした。近年は体調も優れない中、アコースティック・セットでの「アンプラグド」Laylaばかりを演奏してきたクラプトンでしたが、エネルギーの消費量がそれとは格段に違うオリジナル・バージョンをシッティング・セット明けにぶちかましてくれたのです。この時の場内の興奮は、是非本盤でお確かめください。ご本人も久しぶりのオーディエンスの反応を楽しみたかったのか、7連のイントロフレーズだけを繰り返しなかなか曲を進めない「観客いじり」をしています。この時のクラプトンはドイルの方を向き、満面の笑みを湛えていました。「さあ、久しぶりにやるよ。乗っておくれよ。」とでも言いたげな感じでした。これがこの日のハイライトであったことは間違いありませんが、ここからクラプトンは絶好調で突っ走りました。お得意ののけぞりポーズを披露しながら弾き倒したブルース2曲でレギュラーセットを終えます。さて、アンコールは何か?とオーディエンスが期待する中、クラプトンと共に現われたのは、まさに2日前に武道館公演を終えたばかりの若手ギタリストのホープ、ジョン・メイヤーだったのです!ここでまた場内は興奮の坩堝と化しました。当然アリーナ席は総立ち。歓声とどよめきが爆発する中、Cocaineがスタートします。セカンド・ソロは当然メイヤーに振られ、彼は心憎いばかりのフレーズでソロを決めました。ポール・キャラックをフィーチャーしたHigh Time We Wentで消化不良のアンコールに終始していた前回とは打って変わり、アンコールまで興奮を巻き起こした充実のステージでした。とにかく前回よりも元気になってパワフルなプレイを披露したクラプトンが素晴らしい!
Live at Budokan, Tokyo, Japan 13th April 2019 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (53:06)
1. Intro. 2. Pretending 3. Key to the Highway 4. Wanna Make Love to You 5. I'm Your Hoochie Coochie Man 6. I Shot the Sheriff 7. Driftin' Blues 8. Running on Faith 9. Nobody Knows You When You're Down and Out 10. Tears in Heaven
Disc 2 (54:30)
1. Layla 2. Badge 3. Wonderful Tonight 4. Crossroads 5. Little Queen of Spades 6. Before You Accuse Me 7. Cocaine (with John Mayer)
Eric Clapton - guitar, vocals Doyle Bramhall ? - guitar, vocals Chris Stainton - piano, keyboards Paul Carrack - organ, keyboards, vocals Nathan East - bass Sonny Emory - drums
Sharon White - backing vocals
Katy Kissoon - backing vocal