以前リリースされていたタイトルTHE CALM & THE STORM(CD)を改めて一からマスタリングしたアイテムが登場!「STAGE IN TOKYO 1971」(2CD)においても天国演奏後の曲間部分での補填に使われた音源ですが、この曲間部分を捉えた音源は意外と少なく(大抵どの既発でもFront Row音源が使われるのが定番)、そういう意味でもニッチながらもこの音源も十分に貴重な音源と言えるでしょう。本盤は既発のCD盤をリマスターしたのではなく、改めてマスターに立ち返りマスタリングが施されています。既発盤同様にノイズリダクションは施されていませんが、周期的に混入していたWhole Lotta Love等でのプチプチといったテープに起因する連続的なノイズなどは適宜丁寧に除去されています。既発同様ノイズリダクションが施されてないため(実はノイズリダクションを施してもあまり良い結果が得られないようです)、ノイズは目立つし決して良好とは言えないサウンドなのは事実ですが、ダンゴ状の低音部も意外ふくよかで、さらに若干ながら現場の生々しさも感じられるサウンドです(特に周囲の観客の会話を拾ってるのが面白い)。さらに位相修正が施されたことで、現時点での10th Sourceのベストサウンドとなっております。既発盤を聞いた方ならご存じのとおり、厳しいサウンドであることには違いありませんが、当時の武道館の最後部(笑)で聞いていると仮定しながら聞いてると、現場にタイムスリップした気にもなってくるから不思議なもので、座席最上段部ではこんなサウンドだったのではないか、というよう臨場感も意外と感じられるから面白いものです。コアなツェッペリン・コレクター向けの企画タイトルですが、過去にはリリースされていた程のタイトルゆえ、単なる貴重音源に留まらない魅力がありますので、その辺を、この最良ヴァージョンでご確認いただけると幸いです。
Live at Budokan, Tokyo, Japan 23rd September 1971 (78:54)
1. Introduction 2. Immigrant Song 3. Heartbreaker 4. Since I've Been Loving You 5. Black Dog 6. Dazed And Confused 7. Stairway To Heaven 8. Whole Lotta Love ★cut in ※序盤右chで頻発するプチプチノイズ除去 9. Communication Breakdown