ディアンジェロの代表アルバムを一つ挙げるのなら、セカンド・アルバムVoodoo、ということになるでしょう。ファーストBrown SugarでR&Bとヒップホップを熟成融合させたネオソウルを確立、既に音への真摯なこだわりを見せていた彼でしたが、それが神懸りのレベルまでに昇華した非の打ち所のない完璧アルバム、そう評している人もいるくらいの完成度です。今回傑作アルバムの製作過程を垣間見ることが出来るタイトルが登場。二つのコンフィグレーション、共に最終録音のDevil's Pieが未収録、その代わりにMavineという未発表曲が収録されています。またAfricaの収録曲順がことなっており、幾つかの曲で質感が異なり、未完成さ、デモのような雰囲気がある意味新鮮に聴こえて来ることでしょう。プリンスのように極端なアレンジの違いというのはありませんが、逆にディアンジェロが細部まで徹底してこだわっていたことを感じさせる大変興味深いアイテムと言えるでしょう。
Disc-1 First Take Playa Playa Left & Right Africa The Line Send It On Chicken Grease Marvine The Root One Mo Gin Spanish Joint Greatdayndamornin' / Booty Untiltled (How Does It Feel)
Disc-2 Alternate Album Playa Playa Left & RightThe Line Send It On Chicken Grease One Mo Gin The RootSpanish Joint Marvine Greatdayndamornin' / BootyUntiltled (How Does It Feel) Africa