「PHILADELPHIA 1977: REMASTERED EDITION」が緊急入荷決定です! 「BAD REPTATION」発表に伴う1977年10月20日,ペンシルバニア州フィラデルフィア"タワー・シアター"でのサウンドボード音源は、THIN LIZZYの数あるコレクターズ・ライヴ・アイテムでも、本当の意味で"絶対必携"の一本。その音源を現行技術で限界まで磨き上げた本作は、THIN LIZZYファンのみならず全てのロック・マニアが手にすべきマスターピース! その格式とクオリティに相応しい永久保存版で、今ここにリリース決定です! 「ファンなら必携の一本」・「必聴のライヴ」・・・・・・コレクターズ・アイテムにおいて優れた音源を指す場合、しばしば用いられる表現です。その指し示す所は、音質が優れていたり、素晴らしい演奏をしているほかにも、公式ライヴ作品が存在しないラインナップでの音源だったり、珍しい楽曲を演奏しているなど様々です。しかし、これらは得てして「コレクターズ・アイテム慣れしている」マニアのみが受容可能な事柄であって、普段そういった音源に接していない人にとっては「一体どこが?」と疑問符を抱く言葉でもあります。が、中にはそんなビギナーやライトなファンを全てひっくるめて「確かに素晴らしい!」と言わせてしまうアイテムがあります。例を挙げればRAINBOWの「WHEN EVENING FALLS」であり、BLACK SABBATHの「MONTREUX 1970」や、WHITESNAKEの「LIVE...IN THE WEST OF THE RHINE」といった音源です。これらは非公式盤ではあっても、DEEP PURPLEの「LIVE IN JAPAN」、LED ZEPPELINの「THE SONG REMAINS THE SAME」といった公式作品に肩を並べる名ライヴ音源として、登場から時間を経てもファンから愛され続けています。THIN LIZZYの"1977年10月20日,フィラデルフィア公演"を完全収録したステレオ・サウンドボード音源は、まさにそんなアイテムのひとつでしょう。このライヴは"キング・ビスケット・フラワー・アワー"用に収録され6曲がオンエアされたほか、一部はオーバーダビングや修正を施した上で公式「LIVE AND DANGEROUS」にも採用されたほどです。さらにその後2009年には同ライヴから12曲を収録した「STILL DANGEROUS」が発表されました。普通こういったライヴ素材が長編で発掘・公式化されると「コレクターズ・アイテムの役目は終わった」と言われますが、この時はそうならなかった。何故か? それは2007年の段階で、公式を上回る非公式盤が存在していたからです。それこそが2枚組「BREAKOUT」です。あの"ウォルフギャング・ヴォルト"マスターからショウを1時間21分に渡り完全収録した内容はマニアを圧倒。リリース直後から爆発的な話題を呼びました。そんな「THIN LIZZYのライヴ盤史上の最高傑作」という呼び声はビギナーにも波及し、多くのファンをコレクターズ・アイテムの世界へと導いたのです。その「BREAKOUT」はすでに完売・廃盤となり、最近では入手が難しい状態が続いていました。そこで今回は、この決定的音源を直ちにCD化! 2015年の最新技術でリマスターしたサウンドはそのままに、絶頂期THIN LIZZYの熱いライヴを2枚のCDへと封じ込めました! ディスクを再生した直後、「Introduction」でまず飛び出すのは、バンドの各メンバーが思い思いにそれぞれの楽器を手ならしする音。この時点から音質はすでに公式そのもの。抜群のクリアネスと広がりある音場、全てのパートがきちんとセパレートされたミックスなどなど、全ての点でコレクターズ・アイテムの範疇を越えたサウンドを楽しめます。そしてフィル・ライノットが開口一番「このショウは"キング・ビスケット"用にレコーディングしているぞ」とMCし、アイリッシュな薫りを湛えた「Soldier Of Fortune」が導かれる瞬間は本作いきなりの聴き所! ファンの歓声に包まれながら、ステージの緊張とボルテージが徐々に上がっていく様子は、DEEP PURPLEの「LIVE IN JAPAN」冒頭を想起させるでしょう! THIN LIZZYのオープニング・ナンバーと言えば「Are You Ready」や「Jailbreak」をまず思い浮かべますが、メロディアスでじんわりと染み込むような同曲での立ち上がりはまた味わい深いものがあります。この一曲目で"ウォーミング・アップ"は済んだとばかりに、メドレーで続く「Jailbreak」は一気にヒートアップ! さらに公式「」では未収録だった「Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed」と「Warriors」も聴き逃せないポイント。スコット・ゴーハムとブライアン・ロバートソンによる黄金のツインリードはチャンネルの左右から活き活きと飛び出し、フィルそしてブライアン・ダウニーのプレイと絶妙に絡み合う・・・・・・バンドが一体となったこのコンビネーションの妙こそ、絶頂期LIZZYサウンドの魅力なのです!心地よいグルーヴで軽妙にスウィングする「Dancing In The Moonlight」(ジョン・アールのサキソフォンがまた素晴らしい!)と、聴き手の心をほろりとほどく「Still In Love With You」は本作中でも最大の聴き所。ここで聴けるメロディとプレイの輝きは、約40年もの時間を経た今もなお瑞々しいではありませんか! さらに牧歌的なイントロから力強くロックする「Cowboy Song」と「The Boys Are Back In Town」の熱さは堪らない。リッチー・ブラックモアがフィルを「炎をもったミュージシャンだった」と評したのも頷けるというものです。さらにディスク2の冒頭を飾る「Opium Trail」や「Bad Reputation」といった、この時期のみの楽曲も面白い。定番曲の「Don't Belive A Word」や「Emerald」と並んでも、その楽曲とプレイの出来栄えはいささかも見劣りません。ブライアン・ダウニーのドラムソロから続く「Baby Drives Me Crazy」で場内を巻き込み盛り上がった後は、「Me And The Boys」そして「Are You Ready」が怒涛のように繰り出される! 激しいプレイと熱のこもった演奏だけでなく、泣かせるメロディそして楽しい演出が綾のように織りなす・・・・・・ライヴの全編81分間は、さながら一本の映画を観るかのようです!名ライヴ作品「LIVE AND DANGEROUS」は、THIN LIZZYのキャリアを代表するだけでなく、ハードロックの名ライヴとして、誰もが避けては通れない一本です。しかしこれは'76年のロンドン公演と'77年ツアーの音源から編集されて「作られた」もの(もちろん"作品"である以上、編集やミックスは当然なのですが)。それに対して当時のライヴを丸ごと一本、一切の編集やダビング無しのまま、公式同様のクオリティで味わえる本作の価値は比類ない。レギュラー・セットで「LIVE AND DANGEROUS」以上のステージを魅せていた当時のLIZZYがいかに素晴らしかったかを、改めて痛感させられます。絶頂期にあったTHIN LIZZYのライヴが最高のサウンドで、何の編集もなく、これだけのクオリティで残されたのは、もはや"奇跡"という言葉しか当てはまらない。ロック・マニアなら絶対にコレクションしたい決定的・歴史的アイテムを、この機会にぜひお楽しみください。本作は本当の意味で"必聴・必携のライヴ音源"という表現をためらわない一本です!
Live at Tower Theater, Philadelphia, PA. USA 20th October 1977 STEREO SBD(UPGRADE)
Disc 1(45:29)
1. Introduction 2. Soldier Of Fortune 3. Jailbreak 4. Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed 5. Warriors 6. Dancing In The Moonlight(It's Caught Me In Its Spotlight) 7. Massacre 8. Still In Love With You 9. Cowboy Song 10. The Boys Are Back In Town
Disc 2(35:33)
1. Opium Trail 2. Don't Belive A Word 3. Emerald 4. Bad Reputation 5. Drum Solo 6. Baby Drives Me Crazy 7. Me And The Boys 8. Are You Ready
Phil Lynott - Bass, Lead Vocals Brian Robertson - Guitar Scott Gorham - Guitar Brian Downey - Drums John Earle - Saxophone
STEREO SOUNDBOARD RECORDING