1976年のイタリア、ボローニャ公演(旧タイトル)「イタリアン・ウェザー」が今回、当時録音された未編集のマスター音源から収録楽曲も増え、霧が晴れたかのようなクリアーさと広がりとなった音質、更に演奏ピッチも正常となったディフィニティブ盤の登場です。海外も含め多くのウェザー・マニアから「本当に同一ライブ音源なのか?」、「他公演を加えた編集盤では?」、また「演奏ピッチが極端に遅くなる曲がある」など数多くの疑問が持たれていた旧作「イタリアン・ウェザー」ですがリリースされたのがブートCD創世記という事もあり仕方なく購入された方も多いと思われます。しかし、そんな不満がやっと解消される素晴らしい音源が登場しました。1976年、ジャコが参加しリリースされた名作「ブラック・マーケット」のツアーとなりプエルトリコ出身のベーシストであるマノロ・バドレーナ、またアレックス・アクーニャがドラマーとして参加した記念すべきツアー音源です。バンドに参加し初ツアーから早くもソロ・パート「ポートレイト・オブ・トレーシー」を自信に満ちた力強フレーズで披露しているジャコの存在は改めて大きかったと思われます。全てのウェザー・ファンが聴かねばならない歴史的記録が今ここに紐解かれます!
ライブ・アット・ボローニャ、イタリア 07/16/1976
1.Scarlet Woman 2.Barbary Coast 3.Portrait Of Tracy 4.Lusitanos 5.Black Market 6.Directions 7.Badia 8.Gibraltar 9.Band Introductions 10.Dr. Honoris Causa (with nascent Birdland intro)
ジョー・ザウィヌル(keyb) ウェイン・ショーター(sax) ジャコ・パストリアス(b) アレックス・アクーニャ(dr, perc) マノロ・バドレーナ(perc)