プリンスの初期のライバル、それはリック・ジェームスでした。しかし82年のこの絶頂期のリック・ジェームスのサウンドボード・ライブは、ある意味プリンスのこの頃のライブ以上です。プリンスはリック・ジェームスの前座でプレイしていたのは80年ですが、プリンスもですが、寧ろリック・ジェームスこそ大ヒットしており、82年になるとプリンスがリック・ジェームスを正にライバルとして意識していた頃になります。象徴的事件として、リック・ジェームスのガールフレンド、ヴァニティーをプリンスが奪ったのもこの時期でした。その頃のサウンドボード・ライブをリリース!プリンスがリック・ジェームスのライブ形態を取り入れたことは明白(リック・ジェームスはプリンスが彼女はおろか音楽まで盗むとご立腹だったとか)、Mary Jane、You And Iの初期の曲はプリンスでさえ垂涎と思っていたはずの名曲です。リック・ジェームスの死後プリンスがカバーしたGive It To Me Baby、やはりリック・ジェームスによるバージョンこそ素晴らしいです。プリンスのファンクネスを既に熟知していた男リック・ジェームスの極上サウンドボード・ライブ、ファンク好きは必携です!
Jamaica World Music Festival - Montego Bay, Jamaica November 27, 1982
Disc 1
01.Ghetto Life 02.Standing On The Top 03.Love Gun 04.Percussion/guitar solos 05.Fire And Desire 06.Hard To Get 07.Mary Jane 08.You And I 09.Give It To Me Baby
Disc 2
01.Super Freak 02.Bass/drum solos 03.There's A Party Goin' On 04.Dance Wit' Me