関係者流出の秘蔵オリジナル音源が怒濤の登場。衝撃の4タイトル一挙リリース決定です! 本作は、その第3弾。「2019年10月6日バルセロナ公演」で関係者が資料用に記録した流出オーディエンス録音です。同時リリースされる4タイトルはすべて先日まで行われていたALCATRAZZ欧州ツアーの記録。MICHAEL SCHENKER FEST(以後、MSF)を含む2019年/2020年の全体像は第1弾『PORTSMOUTH 2019』の解説に譲るとして、ここでは欧州ツアーに絞って各タイトルのポジションを確認しておきましょう。“UK TOUR”・9月19日-10月1日(11公演)・10月2日『PORTSMOUTH 2019』
“EUROPE TOUR”・10月3日『MADRID 2019』・10月4日+5日(2公演)・10月6日:バルセロナ公演 ←★本作★・10月8日+9日(2公演)・10月10日『MANNHEIM 2019』・10月11日+12日(2公演) 以上、全21公演。前半12公演が英国編で、後半9公演が大陸ヨーロッパとなっていますが、細かくいうと大陸編も「スペイン・ツアー4公演」と「中欧5公演」に分けられる。同時リリースの『MADRID 2019』はスペイン・ツアーの初日、本作は最終日にあたります。そんなショウで記録された本作は、絶品のオーディエンス録音。今回の関係者録音4種はどれも傑作なのですが、本作はその中でもクリアさにかけてはNo.1。『MADRID 2019』のようにライン録音かと思うほどド密着ではなく、スネアやヴォーカルにマイク録音らしい空間感覚を感じられるものの、その空間がやけに透き通っている。各楽器が輪郭も鮮やかに手元に飛びこみ、均整も美しい。「いかにラインに近いか」というと『MADRID 2019』に軍配が上がりますが、客録ならではの美しさやリアリティを愛する方なら本作の方を好まれることでしょう。しかも、そのリアリティがクラブの生々しさ丸出しだからたまらない。やはり、今回の4連作はどれも甲乙付けられない……。そして、さらに美味しいのがショウ! 『MADRID 2019』も英国ツアーより増量していましたが、本作はさらに増量しました。ここでも同じスタイルで整理しておきましょう。●NO PAROLE FROM ROCK'N'ROLL(6曲)・Too Young To Die, Too Drunk To Live/Hiroshima Mon Amour/Jet To Jet/Kree Nakoorie/General Hospital/Island in the Sun
●RAINBOW(3曲)・All Night Long/Since You Been Gone/Lost In Hollywood ●M.S.G.(3曲)・Desert Song/Rock You To The Ground/Assault Attack ●IMPELLITTERI(3曲)・Stand In Line/Leviathan/Goodnight And Goodbye
●ソロ他(3曲)・Night Games/We Won't Be Forgotten『BLACKTHORNE』・追加曲:Long Island Tea ……と、このようになっています。それまでのセットから1曲も落ちることなく、さらに『MEANWHILE, BACK IN THE GARAGE』の「Long Island Tea」を追加。いよいよ、現行のフルセットが完成しました。この「Long Island Tea」にしても、旧シュラプネルのネオクラ-ヒーロー:ジョーイ・タフォーラによる現代の名曲。様式美に埋め尽くされた濃厚セットに彩りは加えても違和感は起こさない素晴らしいセットです。
そして、そんなセットを演じるパフォーマンスも素晴らしい。さすがに最難関「Goodnight and Goodbye」ではグラハムが限界を超えてしまうものの、『MADRID 2019』では厳しかった「Leviathan」はビシッとこなしている。これは日程を考えると驚異的。実は、本作は長大な連続スケジュールの最終日でもありました。英国編の中盤“9月28日”からスタートし、1日も休まずに9公演連続だったのです。しかも、国境を越えての移動付き。思わず「71歳を殺す気か!?」と思うような過酷な日程だったわけですが、ここに来て復調し始めている……。RAINBOWの昔から「連続公演に弱い」と言われてきたのに、71歳にして定説を覆す超人ぶりを発揮している。そして、本作のサウンドは、そんなグラハムの歌声を(良い曲もダメな曲も)くっきりと伝えてくれるのです。古希を超えて再び「全盛」の言葉で語られるようになったグラハム・ボネット。その最新ツアーを関係者席で体験できる4連作ライヴアルバムの第3弾です。名曲増量で長丁場になりながら、歌声はさらに磨きがかかった奇跡のライヴアルバム。
Live at Razzmatazz 2, Barcelona, Spain 6th October 2019 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1(49:26)
1. Band Introduction 2. Too Young to Die, Too Drunk to Live 3. Hiroshima Mon Amour 4. Jet to Jet 5. Kree Nakoorie 6. All Night Long 7. Desert Song 8. Night Games 9. Rock You to the Ground 10. Stand in Line
Disc 2(47:05)
1. General Hospital 2. Island in the Sun 3. Since You Been Gone 4. Leviathan 5. Goodnight and Goodbye 6. We Won't Be Forgotten 7. Long Island Tea 8..Assault Attack 9. Lost in Hollywood
Graham Bonnet - Vocals Joe Stump - Guitar Jimmy Waldo - Keyboards Beth-Ami Heavenstone - Bass Mark Benquechea - Drums