
最後のオリジナル・アルバムとなった『FRESH EVIDENCE』時代。その極上サウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に収められているのは「1991年3月20日ミネアポリス公演」。その関係者流出サウンドボード録音です。ロリーは死の半年前となる1995年1月までツアーを行っていましたが、ワールド・ツアーは1991年が最後でした。このツアーでは最後の来日公演もありましたので、その辺も含めて当時のスケジュールからショウのポジションを確かめておきましょう。●1990年《5月1日『FRESH EVIDENCE』発売》・6月10日-27日:欧州(3公演)・9月3日:MILTENBERG ROCK FESTIVAL出演
・10月17日:ROCKPALAST出演・12月18日-29日:英国(7公演)●1991年・2月19日-24日:日本(5公演)・2月27日-3月1日:豪州(3公演)・3月6日-30日:北米(20公演)←★ココ★ これが1990年/1991年のロリー・ギャラガー。1992年以降にもメンバーを代えてツアーを行っていたものの、あくまでヨーロッパ限定。日本・豪州・北米まで巡る世界ツアーはこれが最後でした。そんな中で、本作のミネアポリス公演は最後の「北米」レッグ11公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、まさに極上サウンドボード録音。このショウのサウンドボードは以前から知られていましたが、本作はそれとは異なる関係者から流出した新マスターです。開演前や歓声部分など、4分ほど長い事から新マスターなのは明らかですが、それはあくまで証拠に過ぎない。肝心なのは、全編を貫くクオリティ。こがもう、雲泥の差なのです。モノラルなのは従来と同じですが、劣化がまるで見られず、鳴りはどこまでも艶やかで安定感もビシッとしている。タイプとしてはオフィシャル風と言うより卓からの直結系で、歓声も遠くミックスも現場PA用のややラフなもの。しかし、だからこそコンサートの雰囲気を演出するようなあざとさがなく、超リアルな生演奏とのシンクロ感は絶大。特にギターが強烈なのが嬉しい。リズム隊よりもギターがグイッと前に出たバランスは、バンド全体のアンサンブルとしては理想的ではないかも知れませんが、その主がロリーなのですから文句などあろうはずがない。熱い弾きっぷりも滋味深いフレーズもド直結で耳に流し込まれる。ギターほどではありませんが、ヴォーカルにも焦点が当てられており、誰が主役なのかが音にハッキリと現れている。オーディオ的なクオリティでは「公式級」と呼べるレベルなものの、それ以上に生々しく、不世出のホワイト・ブルースマンの存在に密着できるサウンドボード・アルバムなのです。そのサウンドで描かれるショウは、晩年が迫りながらも終わりを予感させない熱いブルース・ロック。ここでセットの内容も整理しておきましょう。●ポリドール時代(8曲)・RORY GALLAGHER:Laundromat・DEUCE:Used To Be・LIVE IN EUROPE:Pistol Slapper Blues/Messin' With The Kid/Bullfrog Blues・TATTOO:Tattoo'd Lady/A Million Miles Away・IRISH TOUR'74:I Wonder Who
●クリサリス時代(7曲)・AGAINST THE GRAIN:Out On The Western Plains/All Around Man・CALLING CARD:Moonchild・PHOTO-FINISH:Shin Kicker/Shadow Play・TOP PRIORITY:Off The Handle/Bad Penny
●CAPO時代(8曲)・DEFENDER:Continental Op/Don't Start Me Talkin’/Loanshark Blues・FRESH EVIDENCE:The Loop/Kid Gloves/Walkin' Wounded/Ghost Blues/Heaven's Gate ●その他(3曲)・Goin' Down to Eli’s(ロバート・ナイトホーク)
/Walkin' Blues(ロバート・ジョンソン)/Tumbling Dice(THE ROLLING STONES)……と、このようになっています。最新作『FRESH EVIDENCE』から5曲よ厚めに披露しつつ、20年のソロ・キャリアを幅広く網羅。この時期と言えば、ROCKPALASTのプロショットが代表的ですが、それと被っているのは7曲のみで、他19曲はまるで別のセレクションなのも嬉しいところ。特に『FRESH EVIDENCE』の3曲「Kid Gloves」「Walkin' Wounded」「Heaven's Gate」やナイトホークの「Goin' Down to Eli’s」、ストーンズのTumbling Dice」といった貴重なナンバーを極上サウンドボードで聴けるのは最高です。そして、そのセットを綴る演奏そのものが素晴らしすぎる。ROCKPALASTではキーボード入りの5人組でしたが、ここでは来日公演と同じ4人編成。核となるのは盟友ジェリー・マカヴォイや彼の学生時代からの友人ブレンダン・オニールとのトリオで、そこにマーク・フェルトマンのブルース・ハープも参加したスタイル。翌1992年にはマカヴォイやブレンダンと袂を別ってしまうわけですが、本作はその直前。ソロ・キャリアを通して醸成してきたマカヴォイとの最終到達点ともなる阿吽の交感が凄い。そこに、ジュニア・ウェルズにも負けない華やかなブロウで絡んでいくマークも素晴らしく、絶大な“本物感”で貫かれているのです。鋭い英国ハードロックからシカゴさながらのディープなブルースまで、まさにロリーの集大成。最晩年のロリーは体調の悪化もあって新バンドとのアンサンブルを深化させるまでは至りませんでしたが、ここではマカヴォイと歩んだソロキャリア20年の終着点とも言える熱演を聴かせてくれる。そのフルショウを極上サウンドボードで味わえるライヴアルバムの大傑作。完璧な公式レベルの超高音質サウンドボード。
Live at Guthrie Theater, Minneapolis, MN, USA 20th March 1991 SBD(from Original Masters) UPGRADE & SUPERB QUALITY!!!
Disc 1 (63:14)
1. Intro 2. Continental Op 3. I Wonder Who 4. Moonchild 5. The Loop 6. Don't Start Me Talkin' 7. Tattoo'd Lady 8. Off The Handle 9. Shin Kicker 10. A Million Miles Away 11. Kid Gloves 12. Walkin' Wounded 13. Laundromat
Disc 2 (76:11)
1. Goin' Down To Ely's 2. Ghost Blues 3. Out On The Western Plains 4. Walkin' Blues 5. Pistol Slapper Blues 6. Shadow Play 7. Bad Penny 8. Heaven's Gate 9. Messin' With The Kid 10. Bullfrog Blues 11. Tumbling Dice 12. All Around Man 13. Loanshark Blues 14. Used To Be
SOUNDBOARD RECORDING Rory Gallagher - guitar / vocals Gerry McAvoy - bass Brendan O'Neil - drums Mark Feltham - harmonica