1986年の"モンスターズ・オブ・ロック"でヘッドライナーを務めたOZZY OSBOURNEのライヴを高音質ステレオ・ライン録音収録。放送用音源のプリFMマスター・ディスクよりダイレクトコピーし、衝撃のアップグレード・ヴァー ジョンです。実際のライヴは80分以上に渡っていましたが、このライン音源ではラジオ放送の都合上、オープニングの「Bark At The Moon」や「Suicide Solution」、ドラムソロをフィーチャーした「Secret Loser」などがカットされ、実際の半分程度の43分収録です。しかしライヴの目玉である「THE ULTIMATE SIN」のナンバーを中心に、「Mr, Crowley」や「Crazy Train」・「Paranoid」など、オジー・ライヴの定番をバランス良く配した内容は、聴き手に充分以上の満足感を味わわせてくれるでしょう。本作もうひとつの大きな聴き所は、エアチェックの既発音源を上回るマスターダイレクト音源ならではの重厚なサウンド! 1曲目の「Never Know Why」からギターとキーボードがみっしりと空間を埋めるぶ厚い音色は素晴らしいです。リマスターによってさらに磨き上げられたサウンドは、「Mr, Crowley」の荘厳なイントロも公式級の確かな聴き応えで迫ってきます。「Shot In The Dark」はオリジナル・ソングライターのフィル・スーザンに報いるように、彼のベースラインが重厚な音の層から飛び出すようにはっきりと聴こえてきま す。ジェイクのギターが一音一音まで明確な粒立ちで聴き取れる「I Don't Know」と、中盤を飾る「Killer Of Giants」・「Thank God For The Bomb」は、本音源でもハイライトと言える名演です。「Killer Of Giants」から続いていたギターソロは残念ながらマスター段階で編集されカットになっていますが、続く「Thank God For The Bomb」はいかにもジェイクらしいフラッシーなプレイが満載で、この二つの曲は一連の流れのように楽しめます。この曲と「Iron Man」の間には「Flying High Again」と「Secret Loser」が位置していましたが、この放送音源では巧みな編集により、まるでカットなど最初から存在しないかのような自然な展開でライヴを聴き込めます。素晴らしい音質に裏付けられた最高の演奏は、聴き手にショウエンドの「Paranoid」まで一気に聴かせてしまうでしょう!放送用にきちんとミックスされたサウンドは既発の段階からファンの支持を得ていましたが、プリFMマスターよりコピーされた、最上位の曇りない音と鋭い エッジで再現される本作は、文句なしに同種音源の決定版としてオジー・ファン必聴必携の一本となる事でしょう。
Live at Donington Park, England 16th August 1986 STEREO SBD(Best Version)
1. Never Know Why 2. Mr. Crowley 3. Shot In The Dark 4. I Don't Know 5. Killer Of Giants 6. Thank God For The Bomb 7. Iron Man 8. Crazy Train 9. Paranoid
Ozzy Osbourne - Vocal Jake E. Lee - Guitar Phil Soussan - Bass Randy Castillo - Drums John Sinclair - Keyboards
STEREO SOUNDBOARD RECORDING