今年もジョン・レノンの命日を迎え、さらにはクリスマスが近づいてまいりました。そんな12月にピッタリのCDをご用意しております。ジョンの「Happy Xmas (War Is Over)」はこの季節のスタンダードと化していますが、そんな名曲のデモやミックス違いを一枚にまとめた便利な一枚。そこで聞かれる収録バージョンをご紹介しましょう。
1. Home Demo 懐かしの「Lost Lennon Tapes」で放送されたレアなホーム・デモですが、今回は放送前の段階を収録したHMC「ODITTIES」のバージョンから採用。ロスト・レノンで放送された時よりもエンディングが長い。
2. Rough mix from "Lost Lennon Tapes" broadcast こちらも「Lost Lennon Tapes」で放送されたレア音源で、まだ子供たちの合唱が入っておらず、最後までジョンとヨーコだけで歌われているもの。
3. 1998 "ANTHOLOGY" mix こちらは1998年「JOHN LENNON ANTHOLOGY」ボックスに収録されていたミックス。ここでは子供の合唱が入っていますが、それが通常ミックスよりも控えめでジョンとヨーコを前面に押し出した仕上がりで、最後にはフィル・スペクターの「OK」という声が聞こえます。
4. 2018 alternate mix 昨年登場した、その名も「alternate mix」。再び子供の合唱を省いた仕上がりというだけでなく、ここでは鈴を始めとした装飾楽器までも省いたというもの。そのベーシックなバンドの演奏だけというシンプルな仕上がりを好まれる方は多いのでは。
5. Original single version, 1990 remaster これが当時リリースされ、現在もベスト盤などに収録されるオリジナル・ミックス。ですが、ここでは1990年の「LENNON」ボックス用にリマスターされたバージョンを採用。子供の合唱と鈴の音色が快い。
6. remix for "LENNON LEGEND" DVD 2003 2003年にリリースされたミュージック・ビデオ集「LENNON LEGEND」の音声用にリミックスされたバージョン。オープニングのジョンとヨーコの囁きが左右に分かれて始まるところからして従来のミックスとの違いがはっきりと。
7. 2018 ultimate mix 最後を締めくくるのは、これまた昨年登場した「ultimate mix」。イントロの囁きが2003年ミックスとは反対の定位から始まるのはもちろん、それよりも演奏の分離が極端でない自然なバランスが好ましいかと。このようにホーム・デモ以外はすべて元が同じテイクなのですが、それぞれに特色があるミックスなので、ヘッドフォンで聞くと違いがはっきり分かって楽しめます。この季節を代表するジョンの名曲のミックス違いをまとめるという、今までありそうでなかった便利なCD。今年のクリスマスは是非このアイテムでお過ごしください!
JOHN & YOKO - HAPPY XMAS (WAR IS OVER) DEMOS & MIXES
1. Happy Xmas (war is over) home demo longer version from "Oddties" 2. Happy Xmas (War Is Over) rough mix from "Lost Lennon Tapes" broadcast 3. Happy Xmas (War Is Over) 1998 "Anthology" mix 4. Happy Xmas (War Is Over) 2018 alternate mix
5. Happy Xmas (War Is Over) original single version, 1990 remaster 6. Happy Xmas (War Is Over) remix for "Lennon Legend" DVD 2003 7. Happy Xmas (War Is Over) 2018 ultimate mix