伝説の「NO LIFE 'TIL LEATHER」「MEGAFORCE DEMO」を始め、最初期METALLICAの代表的なデモテープの数々をコンパイルした嬉しいタイトルの登場です! デビュー前のアマチュア時代に世界中のアンダーグラウンド・シーンに広がり、デビュー時のMETALLICAを「世界一デモが有名なバンド」と呼ばさせた、あの名作です!歴史的に貴重なだけではありません。レコードディールのないアマチュアバンドにとって、デモテープは“アルバムの作りかけ”などではなく、立派な“作品”。むしろ、その出来によって契約が取れるか否か、人生を賭けた「一世一代の魂が吹き込まれている」と言ってもいいのです。METALLICAにしても「RIDE THE LIGHTNING」以降、さまざまなデモが日の目を見ていますが、いずれも“試作”・“習作”止まり。しかし、デビュー前のデモそれらとは異なって楽曲も完成しており、演奏のテンションも比較になりません。その音の魅力だけでライヴを見ていないマニア達にも「METALLICAって凄ぇぜ」と言わせ、世界中にダビングされていったのが「NO LIFE 'TIL LEATHER」なのです。そんな「NO LIFE 'TIL LEATHER」は、ダビングを重ねて世界中に広がっただけはあり、さまざまなジェネレーションのテープやブートレッグが巷に溢れ、偽の歓声を被せた疑似ライヴ仕様の「BAY AREA THRASHERS」「IN THE BEGINNING... LIVE」が輸入盤市場を賑わせたこともありました。今回は、雑多な音源の中でも最良と思われるマスターを入手、リリースの運びとなりました。まず登場するのは伝説の本命、「NO LIFE 'TIL LEATHER」。それまでにDIAMOND HEADやSAVAGE、SWEET SAVAGEのカヴァーなど、いくつかのデモを作ってきたMETALLICAですが、それらは初代ベースのロン・マクガヴァニー宅のガレージで録音されたものばかり。それに比べ「NO LIFE 'TIL LEATHER」は、カリフォルニアの“Chateau East Studio”で録音された、初めての本格的なデモ。音質も演奏の完成度もそれ以前とはまるで違います。リードギターは、もちろんデイヴ・ムステイン! カーク・ハメットのソロがあってこそ後の成功もあるのでしょうが、やはりオリジネイターの凄味は違う。MEGADETHでもお馴染みの、あのメカニカルでスリリングなソロがたっぷりと乗ったMETALLICA。まさに伝説の名にふさわしい、最高のテイクばかりです。続くは「MEGAFORCE DEMO」。サンフランシスコの“KUSF FM”でライヴ録音されたために「KUSF DEMO」の名でも知られる2曲です。「NO LIFE 'TIL LEATHER」ほど有名ではありませんが、この2曲では遂にムステインとクリフ・バートン両巨頭の競演が実現! しかも、曲は「NO LIFE 'TIL LEATHER」にはない、必殺の「Whiplash」と「No Remorse」なのですからたまりません!10曲目以降は、ボーナストラック。まずはコンピレーション「METAL MASSACRE」に提供された「Hit The Lights」。1981年から1982年初めと言われる最初期録音で、幻の初代黒人ギタリスト、ロイド・グラントのソロが聴けるテイクです。出来に不満だったため、セカンドプレス以降はテイクを差し替えており、そちらではリードもムステインです。続く4曲は、これまた有名な「POWER MEAL」デモ。「NO LIFE 'TIL LEATHER」よりも早い時期の録音で、マクガヴァニーのガレージで録られているだけに音質は一歩劣りますが、オリジナル曲を書き始めたばかりの熱さが封入されています。最後の3曲はカーク・ハメット交代後のテイクで、ツアーリハーサルとされる音源。最後の「Na Na Na」ではリフを確認する声が聴けます。繰り返しになりますが「NO LIFE 'TIL LEATHER」「MEGAFORCE DEMO」で聴けるサウンドは、まさに伝説そのもの。スラッシュの命たる“初期衝動”に溢れかえったテイクばかりです。はっきり言いましょう。ここには、我々の愛する「KILL 'EM ALL」ですら“金のかかったリ・レコーディング盤”にしてしまいかねない魅力が詰まっているのです!2つのデモでベースソロ「Pulling Teeth」を除く「KILL 'EM ALL」の全曲(「The Mechanix」は「The Four Horsemen」の原曲)のムステイン・バージョンを聴くことができるわけですが、それはすなわち“現代メタルの祖”に他ありません。「スラッシュビッグ4」と言われはしますが、セールス・知名度・アングラの音源量いずれを取っても、MEGADETHはMETALLICAに次いでおり、他を寄せ付けないケタの違い成功を収めています。かのケリー・キングですら「初期METALLICAを見て、速くプレイしようと思った」と語り、「あの凄いギタリストと演ってみたい」と言ってMEGADETHの門を叩いている。実質「メタルのビッグ2」の原点がここに凝縮されているのです!MOTORHEADの「OVERKILL」とDIAMOND HEADの「LIGHTNING TO THE NATIONS」に心酔する若者たちが本作を作り、その後のMETALLICAとMEGADETHを生み出した。世界中のヘヴィメタルの“基準”を変えた、歴史の結節点たる最重要音源。
Track 1-7: "NO LIFE TILL LEATHER" Demo, Recorded at Chateau East Studio, Tustin, CA. 6th July 1982 Track 8&9: "MEGAFORCE" Demo, Recorded in San Francisco, CA. 16th March 1983 Track 10: Taken from 1st Pressing LP "Metal Massacre" (MBR 1001),1982. Listed as "Mettallica"
Track 11-14: "POWER METAL" Demo, Recorded at Ron's Garage, CA. April 1982 Track 15-17: Rehearsals, Recorded in San Francisco, CA. July 1983(73:47) [NO LIFE 'TILL LEATHER] 1. Hit The Lights 2. The Mechanix 3. Motorbreath 4. Seek & Destroy 5. Metal Militia
6. Jump In The Fire 7. Phantom Lord [MEGAFORCE DEMO] 8. Whiplash 9. No Remorse [BONUS TRACKS] 10. Hit The Lights ("Metal Massacre" 1st press) 11. Hit The Lights ("Power Metal" Demo) 12. Jump In The Fire ("Power Metal" Demo) 13. The Mechanix ("Power Metal" Demo)
14. Motorbreath ("Power Metal" Demo) 15. Seek & Destroy (Tour Rehearsal 1983) 16. Phantom Lord (Tour Rehearsal 1983) 17. Na Na Na (Tour Rehearsal 1983) Track 1-7 & 11-14 James Hetfield - Vocals, Guitar Dave Mustaine - Guitar Ronald Mcgovney - Bass Lars Ulrich - Drums
Track 8-9 James Hetfield - Vocals, Guitar Dave Mustaine - Guitar Cliff Burton - Bass Lars Ulrich - Drums Track 10 James Hetfield - Vocals, Guitar Dave Mustaine - Guitar Ronald Mcgovney - Bass Lars Ulrich - Drums Llyod Grant - Guitar
Track 15-17 James Hetfield - Vocals, Guitar Kirk Hammett - Guitar Cliff Burton - Bass Lars Ulrich - Drums