2019年末、突然再放送された1967年のヘルシンキ・ジャズフェスティバルに出演したライブをピカピカのオフィシャル級音質で収録したマイルス・ファン必聴となる垂涎のライブが登場しました。マイルス・クインテットのラスト・ツアーとなった1967年ヨーロッパ・ツアーから、11月1日のデンマーク、ヘルシンキでのライブは過去に僅か2曲しか確認されておらずライブの全貌は不明のままでしたが遂にその全曲版が初めてリリースされました。クインテットのラスト・ツアーからは、ベルリンやストックホルム等でのライブが既にリリースその内容や演奏の素晴らしさは折り紙付きとなります。本ヘルシンキも例外ではなく素晴らしい演奏をお聴き頂けます。更に、他ミュージシャンも出演したジャズ・フェスティバルでのライブとなり、マイルスの負けじ魂に火が付き鬼気迫る演奏には正直驚愕のひと言です。ハンコックのフリー・ジャズ寄りのピアノに続きショーターの男気溢れるロング・トーンはこれぞマイルスが求めていたジャズと思われます。トニーの激しいシンバルもバンドのサウンドに融合し快感の域に達していることも体感して頂けます。アコーステック・マイルス屈指の名ライブを存分にお楽しみ下さい。
1.Agitation(4:39) 2.Footprints(12:29) 3.Round Midnight(1:55) 4.Walkin'(16:10) 5.Masqualero(13:05)
ライブ・アット・ヘルシンキ・ジャズフェスティバル、ヘルシンキ、フィンランド 11/01/1967
マイルス・デイビス(tpt) ウェイン・ショーター(ts) ハービー・ハンコック(p) ロン・カーター(b) トニー・ウィリアムス(dr)