マイケル・シェンカーを含むラインナップで劇的な再結成を果たしたUFOの1994年ツアーより、6月18日の大阪公演を、驚愕の超高音質オーディエンス録音で完全収録。同じ1994年ツアーからの東京公演2日目の実況録音盤「LIGHTS OUT TOKYO 1994」に匹敵するほどの、これまでブート化されたことのない衝撃の大阪・最高音質盤。聴いた誰もが、あまりの音の良さに間違いなしの必聴盤。1994年リターンツアーは、東京公演がサウンドボード録音でリリースされた為か、その他の地方公演のリリースが活発でなく、記憶に残る作品としては、数年前に「FORWARD TO RETURN」でツアー2公演目の横浜のステージが高音質で音盤化されたのみでした。そして、今ここに、20年の時を経て1994年大阪公演が怒涛の最高音質で蘇ります。冒頭は東京公演未収の日本語アナウンス入り。マイケルのアコースティック・セットの前にツアー関係者から「マイケルのアルバム「Thank You」はレコード店では販売していないので、メールなどを通じて、直接マイケル・シェンカーに申し込んで下さい」とのアナウンス説明が入るのですが、この辺の内容も時代を感じさせます。続いてアコースティック・セットから「Positive Forward」と「Peace」の2曲が演奏されますが、まず、その音の良さに驚かれることまちがいなし。アコースティックなのに音の細さと言ったものは全くなく、スピーカーいっぱいに奏でられる太くダイレクト、それでナチュラルな質感で録音された高品質なサウンドは、多くのマニアを大喜びさせてくれるでしょう。続いてはオープニングSEを経てNatural Thingへ。会場は当然のことながら大盛り上がりで、どよめきと手拍子がラウドに被りますが、とにかくマイケルのギター、フィルのボーカルとそれに全く負けていない見事な音バランス!アクセントを入れるポールのピアノもキンキンと良い音で飛び出してきます。太く粘りの効いたグルーブ感も最高で、この録音者が並大抵のテーパー出ないことは容易に理解できます(ハードロックファンにはやや畑違いかもしれまえんが、このテーパーは同時リリースされるローリング・ストーンズの武道館公演を録音した人だそうです。ならば納得の別格感!)。熱狂的なファンの前で、東京以上にまとまった演奏を聴かせるノリノリのUFOの演奏もこれまた格別。メンバーもこの歓迎ぶりには大いにエキサイトして演奏していたことが、この素晴らしい録音・熱気から伝わってきます。お薦めの一枚です。
Live at Sankei Hall, Osaka, Japan 18th June 1994 PERFECT SOUND
Disc 1(44:55) Michael Schenker Acoustic Set 1. Intro 2. Positive Forward 3. Peace UFO 4. Intro 5. Natural Thing 6. Mother Mary 7. Let It Roll 8. Out In The Street 9. This Kid's 10. Only You Can Rock Me 11. Love To Love
Disc 2(44:33) 1. MC 2. Hot 'n' Ready 3. Too Hot To Handle 4. Lights Out 5. Doctor, Doctor 6. Rock Bottom 7. Shoot Shoot 8. C'Mon Everybody Phil Mogg - Vocal Michael Schenker - Guitar Pete Way - Bass Paul Raymond - Keyboards & Guitar Andy Parker - Drums