1976年9月18日ヨーロピアン・カルテットで出演したフランクフルト・ジャズ・フェスでの演奏を、TVオンエアーした音源がソース。ヨーロピアン・カルテットとしての録音的には1974年のBelongingと1977年のMy Songの間になるので、Belongingからの曲(M-4,5,8)が多いが、My Songの曲(M-7)も既に演奏している。冒頭のM-1はキースのソロだ!このソロが素晴らしい。ノリに乗った演奏。完全なソロ、冒頭のノリに乗った演奏から途中から湖の上を駆け巡るようなロマンティックな展開で構成も素晴らしい18分42秒、他のメンバーが入り込む余地がありません。そして本当にピアノの音質最高。ピアノが響き渡っています。そしてM-2ガルバレイクのssが入ってくるが最初は恐る恐るみたいな感じがおかしいのです(笑)以下は普段のヨーロピアン・カルテットになりますが、やはりキースのピアノの出来が凄いのです。この日はよほど調子が良い感じ。録音はピアノは素晴らしく、生々しい。リズム隊はややオフ気味になりますが、ベースはダーダー音が惜しいです。M-4はアップテンポな曲だがやはりキースがピアノで飛ばしに飛ばします。M-5はガルバレイクのssが美しく、キースの抒情性あふれるピアノと相まってカルテットとしては一番素晴らしい出来です。ダニエルセンのノリの良いベースソロから始まるM-6も好調で、そしてMy Song収録のM-7既に完成しています。そしてラスト、キースお得意のゴスペルタッチのピアノからあの名曲が・・途中放送らしく、フランス語の解説が入るのは余計ですが・・・
1976/9/18 Live at Frankfurt Jazz Festival Frankfurt,Germany
M-1.Song Of The Heart M-2.The Heart's Path M-3.Spiral Steps M-4.The Windup M-5.Blossom M-6.The Longer Man M-7.Mandala M-8.'Long As You Know You're Living Yours
Keith Jarrett(p) Jan Garbarek(ts,ss) Palle Danielsson(b) Jon Christensen(dr)