
BLACK SABBATHの「HEAVEN AND HEL」リリースに伴う北米ツアーより、1980年10月16日のニューヨーク・ロチェスター公演が、聴いた誰もがサウンドボード録音と聴き間違える程の超高音質オーディエンス録音マスターから、全82分間をダイレクトに音盤化してリリースです。このロチェスター公演は、公式ビデオ「BLACK & BLUE」で知られるロングアイランド・ナッソー・コロシアム公演の前日に当たり、ここでSABBATHとBLUE OYSTER CULTが繰り広げたショウは、まるで本番前のランスルーのようにどちらも非常に充実したライヴになった事が知られています。そのためこの日のライヴ音源 は昔から国内外を問わず何種類かの音源が登場しており、中でも「HEAVENLY HELL」というタイトルで知られるオーディエンス音源は、海外のコレクターサイトでも"Excellent Audience Recording"と評価されるほど、優れた録音が実現していました。今回登場する本作はその「HEAVENLY HELL」の元ソースとなったテープからダイレクトに採音しており、そこへ丹念なリマスターを施す事で、既発の"Excellent"を越える音源として蘇らせています!テーパーとステージが近かったと思われるサウンドは、非常にクリアで生々しくダイレクト感に溢れており、高い音圧は強烈なパンチ力となって、聴き手を痺 れさせる事でしょう。プレスCDでリリースされる同年9月19日の「VETERANS MEMORIAL」と音質を比較した時、ワイドさやサラウンド感ではさすがに譲るものの、クリアさでは互角であり、さらにステージを目の前にしたような迫力ある音像はこちらに軍配を上げたくなるほどで、お互いの特性の違いが明瞭な個性となって両者共に楽しめるようになっています。雷鳴が轟くようなS.E. がフィーチャーされた「Supertzar」からヘヴィな「Wr Pigs」が始まるオープニングからしてすでに聴き所で、定位の真ん中から響き渡るロニーの歌にアイオミのギターが突き刺さるように飛び出す場面は迫力満 点です。'82年のツアーや公式ライヴアルバムの「LIVE EVIL」では比較的滑らかなヴォーカルラインになってしまった「Neon Knights」と「N.I.B.」も、この時はロニーの歌唱が荒々しいパワーを宿しており、このツアーならではの特徴になっています。音質の特性からオジー時代の楽曲がどれも凄い迫力で楽しめるのも本作の魅力のひとつで、「Black Sabbath」に「Iron Man」ではロニー流にアレンジされたオリジナルSABBATHの世界観を存分に味わえます。 その存在感は「Heaven And Hell」に「Die Young」といったロニーの名曲に劣らない絶品のムードで、より禍々しさを増した曲想は、すでにロニーのオリジナルのような空気すらまとっています。ア ンコールの「Children Of The Grave」における突進するようなヘヴィネスと、ロニーが諭して聞かせるようなヴォーカルのせめぎ合いもまた見事で、歌詞の意味と曲の訴える世界を考え て聴いた時、このテイクには強い説得力を感じます。なお既発「HEAVENLY HELL」では、ヴィニー・アピスのドラムソロを含む「Sweet Leaf」は全体が、セットを締める「Paranoid」は冒頭部分が失われていました。残念ながら本作を製作するに当たって使用されたマスターにおいてもそれは同様で、これは録音段階から失われていたと考えるほかないでしょう。'80年7月からスタートした全米ツアーは、11月11日のカンザス州ウィチタ公演まで4ヶ月間行われました。ビデオ撮影を前日に控えたこのロチェスター公演はまさに北米ツアーのピークとして、脂が乗り切った極上のライヴを楽しませてくれます。聴く者全てを唸らせる極上のクオリティ!全てのサバス&ロニー・ファン必携音源が、新たな生命を得て登場です!
Live at Community War Memorial Auditorium, Rochester, NY. USA 16th October 1980 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
Disc 1 1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Children Of The Sea 6. Black Sabbath Disc 2 1. Heaven And Hell 2. Iron Man 3. Guitar Solo 4. Die Young 5. Paranoid/Heaven And Hell(reprise) 6. Children Of The Grave
Tony Iommi - Guitars Ronnie James Dio - Vocals Geezer Butler - Bass Vinny Appice - Drums Geoff Nicholls - Keyboards