
ジャズ・サックスの系譜で、コルトレーンとロリンズからマイケル、バーグらへの架け橋となるファレル、リーブマン、グロスマン。親分エルヴィンの画期的ダブル・サックス変則カルテットでの熱盛り!ライヴと、グロスマン渾身の長尺コルトレーン・ナンバーでの熱演を極上高音質にてカップリング!!今でこそ現代サックス奏者を代表するアーティストといえばマイケル・ブレッカー、ボブ・バーグ、ボブ・ミンツァーらの名が挙げられるが、エルヴィン72年の大名盤「ライヴ・アット・ライトハウス」を聴くと、マイルス・デイヴィス・グループに前後で参加していたスティーヴ・グロスマンとデイヴ・リーブマン( + ジョー・ファレル)こそコルトレーン、ロリンズから現代への橋渡しをした最重要テナー・サックス奏者といえる。日本を代表するサックス奏者の清水氏はじめ世界中の著名なプロのサックス奏者がフェイバリット・アルバムに挙げ、サックス奏者のバイブルとまで言う、このアルバムで聴ける2人は、サックスという楽器の限界に挑み現在へと続く新たな可能性まで示唆した凄まじいプレイの連続が兎に角圧倒的だ。失礼を承知で言ってしまえば、名盤「ライヴ・アット・ライトハウス」はエルヴィンのリーダー作ながら実はこの2人を聴くアルバムとなっている。その名ライヴ盤収録直後の同じ1972年に、ライトハウスと同じグロスマンとリーブマンのダブル・サックスにジーン・パーラのベースにエルヴィンという布陣で行われた放送用のパリ公演を、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質サウンドボードにて収録したものに、ビリー・ハートとジェニー・クラークというごっついリズム・セクションにギター(不明)が参加したグロスマン・カルテットによる、1980年フランスに於ける20分を超えるコルトレーン「インプレッションズ」の激烈ライヴを上記同様の極上高音質サウンドボードにてカップリングした熱盛り2連発が入荷!!演奏は、フルートとソプラノを中心にテナーも扱うリーブマンと、テナー中心のグロスマンという構図で、最初から2人が自由奔放にアグレッシヴなインプロビゼーションを展開するという、時を前後してのマイルス・グループでの熱烈なプレイと同様の激しさを堪能できます。オープニング・ナンバーの「ザ・チルドレン、セイヴ・ザ・チルドレン」、さらに「イエスタデイズ」、必殺の「ソウルトレーン」と、阿鼻叫喚の手に汗握る圧倒的なパフォーマンスにヤられっ放し状態必至!エルヴィンの描いた、コルトレーン・カルテットを独自に進化させたダブル・サックスをフロントに据えた変則カルテットというのは大正解で、比較的自由なプレイで本領を発揮するエルヴィンと、ピアノレスということで非常に自由度の高い空間でのグロスマンとリーブマンも悠々と実力以上の素晴らしいプレイの連続で、実に2人のバトルは聴き応え十分。また、自らのドラミングのアピールよりも2人のサックス奏者の実力を十二分に引き出すのに焦点を合わせたプレイで強力なリーダーシップをとるエルヴィンの度量の大きさにも感心してしまう。さてグロスマンのリーダー・カルテットですが、これが凄いんです!もともとはコルトレーンコルトレーンの音楽に強い影響を受けているグロスマンは様々なサウンドへのアプローチを試みていましたが、80年代に入ると完全に吹っ切れてテナー一本に専念するようになり、自分の全てをそこにぶつけて魂の篭った即興演奏を聴かせるようになりました。特にアドリブのソロにおいて、初心に還りバップのフレーズを前面に押し出すようになり、それまではコルトレーン直系のモーダルなサウンドが中心でしたが、この頃からはロリンズのようなビバップのフレーズにコルトレーンのモーダルなサウンドを融合したオリジナリティを築いた。このライヴでは20分を超えるコルトレーンの「インプレッションズ」を、テナー一本に命をかけて演奏していますが、その点に注目して聴いてみると、改めてグロスマン、コイツは本当にとんでもないサックス奏者だと感服する次第で御座います…
Live at Paris,France October.1972 EX - SBD 2020 Original Remaster 53min 1. The Children's Merry - Go - Round 2. Yesterdays 3. Soultrane Elvin Jones - Drums Dave Liebman - Saxophones,Flute Steve Grossman - Saxophones Gene Perla - Bass
Live in France 1980 Bonus Track 4. Impressions Steve Grossman - Saxophone Unknown - Guitar Jean - Francios Jenny Clark - Bass Billy Hart - Drums