テリー・ポジオが復帰し、奇跡のトリオ再結成を果たした2012年のU.K.。その日本公演コレクションを完璧にする極上オリジナル録音セットが登場です。そんな本作に収められているのは３公演。「2012年６月15日＋16日＋17日：クラブチッタ川崎」公演のフル・オーディエンス録音をセットした６枚組です。当店では、トリオ再編の記念碑的来日を数々の名作でアーカイヴしてきましたが、本作を持って全公演がコンプリート可能となりました。まずは、そのコレクションを日程で整理してみましょう。・６月14日：川崎 『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』・６月15日：川崎 ←★本作DISC 1-2★＋『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』
・６月16日：川崎 ←★本作DISC 3-4★・６月17日：川崎 ←★本作DISC 5-6★・６月19日：大阪 『OSAKA 2012』・６月21日：川崎（追加公演）『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』 以上、全６公演。これまで『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』『OSAKA 2012』をご紹介してきましたが、本作はその２作を併せても聴けなかった「６月16日」「６月17日」が初登場。唯一、被っている「６月15日」にしても『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』とは完全に別の初公開録音なのです。コレクションが完成するだけでも感動ですが、それ以上となるのがサウンド。これがもう、異常なほどにハイ・クオリティなのです。それもそのはず。本作に収められた３公演はすべて同じ録音家によるもので、実は『OSAKA 2012』とも同一。そう、当店ではお馴染みの名手中の名手“西日本最強テーパー”氏の作品なのです。実際、本作のサウンドは極上で知られる『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』『OSAKA 2012』の両作に一歩も譲らない。唯一被る「６月15日」を比較すると『NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT』の方が迫力押しの派手さを感じますが、本作は端正な鳴りやディテールの細やかさでは１枚上手。総合的なクオリティでは完全に同等です。もちろん、同録音家・同会場・同機材とは言ってもポジションの違いなどで個性に差が生まれ、本作の３公演だけでもそれぞれ微妙に異なる。特にインパクトが強いのは「６月16日（DISC 3-4）」でしょうか。中音域の密度が一層濃厚で、重低音の押しが強烈。2012年のU.K.と言えば、ポジオの妙技とウェットンのブリブリとしたベースの絡みが最重要ですので、中低音が殊更に大事。しかも、単なるド迫力ではなく、会場が震えるヴァイヴのヒダまでもが克明で、ピークでも一切ビビらない安定感もバツグン。前２作も素晴らしかったですが、本作の３公演も同等以上。そんな極上サウンドで描かれるのは、これまで聴けなかった「６月16日・17日」を含む、川崎３連続公演の全貌。良い機会ですので、今回は2012年来日の全６公演をまとめて整理してみましょう。憂国の四士（５曲）・Alaska／Thirty Years／In The Dead Of Night／By The Light Of Day（★）／Presto Vivace And Reprise
デンジャー・マネー（６曲：全曲）・Nothing To Lose（★）／Rendezvous 6:02／Carrying No Cross／Danger Money／Caesar's Palace Blues／The Only Thing She Needs その他（２曲）・Night After Night／As Long As You Want Me Here（★：最終日のみFallen Angelに差し替え）
※注：「★」印は象徴サウンドボード『DEFINITIVE WILMINGTON 2012』でも聴けない曲。……と、このようになっています。実のところ、初日「６月14日」から大阪「６月19日」までの５公演は完全に同一セット。追加公演でもあった最終日「６月21日」だけが異なり、「As Long As You Want Me Here」の代わりにKING CRIMSONの名曲「Fallen Angel」が演奏されました（厳密に言うと、さらに「Nothing To Lose」の演奏位置も異なっていました）。ともあれ、本作で聴ける３公演はどれも基本セット。トリオ再編の最高傑作サウンドボード『DEFINITIVE WILMINGTON 2012』では聴けない「Nothing To Lose」が演奏されたことで『デンジャー・マネー』が全曲となり、『NIGHT AFTER NIGHT』の「As Long As You Want Me Here」まで盛り込まれ、３人だからこそのレパートリーがすべて網羅されているのです。そして、３公演連続だからこそ、１日１日熟達していくパフォーマンスも堪能できる。何しろ、U.K.の再結成は画期的とは言え、商業的に大成功だったわけではない。公演数も限られており、特にポジオとのトリオ再編はメインだった北米ツアーと併せても20公演ほど。それでも１公演ずつ急速にこなれていく辺りが達人トリオらしいところですが、本作はそんな歩みを３夜連続でフル体験できるのです。2012年はジョン・ウェットンのソロやASIAの来日も実現した奇跡の１年でしたが、その要は何よりもU.K.。全世界的にも貴重なポジオとのトリオ再編が実現し、その進化と真価を６公演かけてたっぷりと味わわせてくれました。そんな現場を超・極上サウンドで完全コンプリート出来る千載一遇のチャンスです。
Club Citta, Kawasaki, Japan 15th, 16th & 17th June 2012 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Live at Club Citta, Kawasaki, Japan 15th June 2012
Disc 1 (69:41) 1. Alaska 2. Night After Night 3. Nothing To Lose 4. MC 5. Thirty Years 6. Rendezvous 6:02 7. Carrying No Cross 8. Kimitachi Saikodayo 9. Keyboard & Violin Solo 10. Drum Solo
Disc 2 (46:10) 1. MC 2. As Long As You Want Me Here 3. Danger Money 4. In The Dead Of Night 5. By The Light Of Day 6. Presto Vivace And Reprise 7. Caesar's Palace Blues 8. The Only Thing She Needs
Live at Club Citta, Kawasaki, Japan 16th June 2012
Disc 3 (72:01) 1. Alaska 2. Night After Night 3. Nothing To Lose 4. MC 5. Thirty Years 6. Rendezvous 6:02 7. Carrying No Cross 8. Kimitachi Saikodayo 9. Violin & Keyboard Solo 10. Drum Solo
Disc 4 (45:19) 1. MC 2. As Long As You Want Me Here 3. Danger Money 4. In The Dead Of Night 5. By The Light Of Day 6. Presto Vivace And Reprise 7. Caesar's Palace Blues 8. The Only Thing She Needs
Live at Club Citta, Kawasaki, Japan 17th June 2012
Disc 5 (67:22) 1. Alaska 2. Night After Night 3. Nothing To Lose 4. MC 5. Thirty Years 6. Rendezvous 6:02 7. Carrying No Cross 8. Kimitachi Saikodayo 9. Violin & Keyboard Solo 10. Drum Solo
Disc 6 (44:45) 1. MC 2. As Long As You Want Me Here 3. Danger Money 4. In The Dead Of Night 5. By The Light Of Day 6. Presto Vivace And Reprise 7. Caesar's Palace Blues 8. The Only Thing She Needs John Wetton - Bass, Vocal Eddie Jobson - Keyboards, Electric Violin Terry Bozzio - Drums, Percussion
