殆どの観客がお初にお目に掛かるロッカーのような見た目の絶大なインパクト、しかも誰も聴いた事のない神テクニックに目が釘付けに、一体アイツは何者なんだ…騒然とする観客の様子もリアルに捉えた、ベースの革命児ジャコ・パストリアス加入直後のジャズフェスでの圧巻のライヴか初登場!!名盤「ブラック・マーケット」制作途中に参加し、いきなり1976年4月からの大規模な全米ツアーのステージに立ち堂々たるパフォーマンスで一躍時の人となったベースの革命児、ジャコ・パストリアス。このジャコ加入直後の4月のライヴは、記念すべきジャコのウェザーでの初のステージを含めて数公演を在庫していますが、加入から約2ヶ月ですでにバンドの中核となってバンドを牽引してしまっている!改めてその存在感と影響力に舌を巻かざるを得ない、1976年5月29日カリフォルニア州バークリーに於けるジャズ・フェスティバル公演が、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した高音質サウンドで収録した初タイトルが入荷しました!!観客にとってはまだジャコは全くの無名のベーシストであったが、序章となる「エレガント・ピープル」「スカーレット・ウーマン」、ジャコのファースト・ソロ・アルバムからの「カモン・カム・オーヴァー」が挿入された、「ブラック・マーケット」に収録されたジャコのウェザーでの初のオリジナル・ナンバー「バーバリー・コースト」、さらにジャコの「ポート・オブ・トレイシー」における人間技を遥かに超える驚異のソロを挟み、「キャノンボール」「ブラック・マーケット」、ショーターによるメンバー紹介からの「ドクター・オノリス・コウサ」、マノロ・バドレーナとアレックス・アクーニャによる曲間の繋ぎ的な小曲「ルンバ・ママ」、まだ完成していない「バードランド」の断片も聴ける、マイルス・グループ時代にザビヌルが書いた「ディレクションズ」、「バディア」「ジブラルタル」とステージが進んでいくにつれ、幸運にも未知との遭遇をすることの出来た羨ましすぎる観客が、驚異のテクニックと他の誰とも似ていないユニークな奏法を持つジャコのプレイに驚嘆し目が点になってしまっている様子がリアルに伝わってくる。全体的にツアーに出るならアクーニャをドラマーに起用しないなら俺も行かないとジャコに言わせた南米ペルー出身のアクーニャのドラムスと、プエルトリカンのバドレーナのパーカッションとヴォーカリゼイションに、ジャコの育ったフロリダのトロピカルなフレイバーによるグルーヴを重視したゆったりしたファンク・リズム・アレンジが顕著で、ドラムスにピーター・アースキンが加入後のスピーディーでテクニカルな路線とは全く違う演奏をしており、当時はザビヌルもショーターもこれが今のウェザーの最高傑作と納得の自信作「ブラック・マーケット」を踏襲した演奏がとてもグルーヴィーです!またベーシストとしてはほぼ完成されていたジャコにとっての直後に黄金時代を迎えるウェザーでの過渡期の演奏は、逆にジャコの本質を突いているようでとても興味深い限りです…最後に、メンバーが一新しフレッシュなサウンドを楽しむように気合いの入ったザビヌルと、何故かウェザーでのメンバー交代直後の演奏の素晴らしさには定評のあるショーターはグ〜です!(笑)
Live at 10th Annual UC Berkeley Jazz Festival,Hearst Greek Theatre,Brkeley,CA MAY.29.1976 VG - AUD 2020 Original Remaster 58 min Josef Zawinul -Keyboards Wayne Shorter - Saxophone Jaco Pastrius - Bass Alex Acuna - Drums Manolo Badrena - Percussion
1. Elegant People 2. Scarlet Woman 3. Come On,Come Over - Barbaby Coast 4. Bass Solo 5. Cannon Ball - fade out 6. cut in - Black Market 7. band intro by Wayne Shorter 8. Doctor Honoris Causa - Rumba Mama - Directions 9. Badia - fade out 10. fade in - Gibraltar