1986年「Master Of Puppets」に伴うUKツアーより、9月19日のニューキャッスルはメイフェア公演を超高音質オーディエンス録音で完全収録。トレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・マスター・カセットをダイレクトに使用したファン絶対必聴・必携盤。ジャケット内には当日のライブ写真を散りばめてあります。 オープニングのEcstacy Of Gold~Batteryでそのクリアーで安定したサウンドにファンは大いに驚かれることでしょう。ベースは勿論、クリフ・バートン。スケートボードで左手首を骨折したジェイムズはボーカルに専念しており、リズムギターはローディのジョン・マーシャルが担当しています。(事の顛末はMaster Of Puppets終演後にジェイムズがMCで語ります。)続くFor Whom The Bell Tollsの猛牛のように唸りまくるベースは凄い迫力。どの曲も驚く程速いスピードで演奏しており、アンサンブルも荒いですが、この時期にしか味わえない独特の音像とその魅力を多分に楽しむことができます。「青色のアルバム持ってるか?小さな椅子が書かれたヤツ」というMCに続いてセカンドアルバムのタイ トルトラックRide The Lightningが勢い良くプレイされます。ラーズのドラミングの荒さには改めて驚かれるほどです。クリアーなサウンドで収録されたクリフのベースソロは圧巻。Whiplashの豪快なノリと強烈なグルーブはこれまたこの時期の魅力炸裂の名演です。セッションのような生々しいノリと感触でスタートする The Thing That Should Not Beもストレートでワイルドな音像が魅力の演奏が続きます。ジェイムズは酔っ払っているらしく、Fade To Black前にも地元のビール「Newcastle Brown」を飲みながら"This is the fucking good shit ma you know?"とゴキゲン。しかし、2分台で歌詞を忘れてしまったりします(それでも最後までエモーショナルに歌い続けます。)4分台の勝手に叩きまくる ラーズのプレイも凄いものがあります。終演後、ジェイムズはビールが気に入ったらしく"...is the Newcastle Brown getting to me or what ?...I think i'm getting fucked up on a Friday!.."と言います。素晴らしい演奏のSeek And Destroy、もたってもつまっても突進し続けるラーズのドラムにも感動するCreeping Deathでメインセットは終了。アンコールは迫力満点のThe Four Horsemen、 Am I Evil? 、Damage Inc.、そしてファイナルがFight Fire With Fireと必殺のキラー・チューンを連発。音像は最後の最後まで安定しており、最高の時期の最強の演奏をたっぷり楽しめます。メタルCDとしては、間違い なく本年を代表する最高の逸品。
Live at Mayfair, Newcastle, UK 19th September 1986 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(from Origial Masters)
Disc 1 1. Ecstacy Of Gold 2. Battery 3. Master Of Puppets 4. For Whom The Bell Tolls 5. Welcome Home (Sanitarium) 6. Ride The Lightning 7. Bass Solo 8. Whiplash 9. The Thing That Should Not Be
Disc 2 1. Fade To Black 2. Seek And Destroy 3. Creeping Death 4. The Four Horsemen 5. Guitar Solo 6. Am I Evil? 7. Damage Inc. 8. Fight Fire With Fire James Hetfield - Vocal Lars Ulrich - Drums Cliff Burton - Bass Kirk Hammett - Guitar Support Guitar - John Marshall