出すアルバムがことごとくマルチプラチナに輝きつつ、まだまだ黒っぽさが色濃く残っていた1979年のEARTH, WIND & FIRE。そんな一番オイシイ時期のフルショウを楽しめる驚異のサウンドボード・アルバムが誕生。そんな本作に記録されているのは「1979年3月14日ロッテルダム公演」。その超極上ステレオ・サウンドボード録音です。私たちにとって「1979年のEW&F」と言えば、真っ先に伝説の初来日が思い浮かびますし、これが本作の醍醐味とも深く関わってくる。まずは、そんな当時の基礎知識。1979年の歩みを振り返り、ショウのポジションを確かめておきましょう。・1月15日:ニューヨーク公演
・3月1日-17日:欧州#1(10公演)←★ココ★・3月26日-4月9日:日本/ハワイ(10公演)・4月16日+5月1日:欧州#2(2公演)《6月9日『I AM』発売》・9月8日:イタリア公演・9月21日-12月8日:北米(51公演)
【放送版の2倍以上となる完全版オフィシャル級サウンドボード】これが1979年のEW&F。1979年と言えば『I AM』のリリース年にあたるわけですが、2年前の『ALL ‘N ALL』も前年の『THE BEST OF EARTH, WIND & FIRE, VOL.1』も天文学的ヒットの真っ最中。本作のロッテルダムクエンは、そんな『I AM』以前のツアー最終盤にあたる「欧州#1」の7公演目。つまり、日本初上陸まで残り3公演という直前のコンサートでした。また、このショウは極上記録が豊富なことでも有名。ラジオ放送されたことでFMサウンドボードが定番となってきましたし、極上レベルのフル・オーディエンス録音も残されました。しかし、本作はそのどちらとも違う。FM放送にも匹敵する極上ステレオ・サウンドボードでありつつ、約1時間だったFM放送の2倍以上となるショウの完全版なのです。ここで誤解しないでいただきたい。間違っても「FM放送+AUDで補完」ではあ・り・ま・せ・ん。端から端まで鉄壁のサウンドボード。しかも、完全オフィシャル級の。ノイズレスなマスター鮮度も、放送上等な整ったミックスも、サウンドボード特有の激しいステレオ感も、すべてが完璧。「どうしてコレで公式リリースされないのか?」……何よりも、音自身がそう叫んでいるような完全無欠クオリティなのです。
【伝説の初来日と完全一致のフルセット】しかも、そのフルショウがまたとんでもない。先ほどから端々で初来日を引き合いにしておりますが、本作は直前のショウだけあってセットが同じ。そう、あの初来日公演をサウンドボードで聴いているような体験感なのです! ここで、そのセットリストも整理しておきましょう。・地球最後の日:Power(★)・暗黒への挑戦:Shining Star/That's The Way of the World/Reasons(★)・灼熱の狂宴:Sing a Song・魂:Biyo(★)/On Your Face/Saturday Nite/Getaway(★)・太陽神:Jupiter/Fantasy/Be Ever Wonderful/Magic Mind(★)/
Brazilian Rhyme/Runnin'(★)/I'll Write a Song For You(★)/Serpentine Fire・ベスト・オブ・EW&F VOL.1:Got to Get You into My Life(★)/September(★)※注:「★」印は従来のFM放送サウンドボードでは聴けなかった曲。……と、このようになっています。上記は従来のFM放送と比較しつつ、出自アルバムで整理していますが、ざっくばらんに言えば本作と日本公演はセレクトも曲順もまったく同じです。もちろん、わずか45分だった初来日のTVプロショットでも聴けなかった曲もてんこ盛り。良い機会なので列挙しますと、「Shining Star」「On Your Face」「Saturday Nite」「Be Ever Wonderful」「That's The Way of the World」「Brazilian Rhyme」「Got to Get You into My Life」「I'll Write a Song For You」「Reasons」「September」……とまぁ、本作の半分以上がレアという聴きどころの塊なのです。正確に言えば、本作の現場は日本ではない。しかし、ド直結サウンドボードには観客の息吹は遠く、実質的に国の判別はできません。そして、大ヒット曲満載のセットも、まだまだ黒々としていたグルーヴも、そして何よりバンド・ポテンシャルそのものが直近の初来日と酷似している。そんなフルショウを完全オフィシャル級サウンドボードで味わえる奇跡のライヴアルバム。まさに「一家に1本」の超名盤。
Ahoy, Rotterdam, Netherlands 14th March 1979 STEREO SBD(COMPLETE!!!!!)
Disc 1(60:55) 1. Intro 2. Power 3. Biyo 4. Jupiter 5. Shining Star 6. On Your Face 7. Fantasy 8. Saturday Nite 9. Be Ever Wonderful 10. That's The Way of the World 11. Magic Mind 12. Horn Section Introduction / Brazilian Rhyme 13. Got to Get You into My Life
Disc 2(64:09) 1. Runnin' 2. Freestyle 3. I'll Write a Song For You 4. Reasons 5. Sing a Song 6. Serpentine Fire 7. Getaway 8. September song
Maurice White (RIP) - vocals, drums, kalimba Verdine White - bass Philip Bailey - vocals, congas, percussion Larry Dunn - keyboards Al McKay - guitars, percussion Johnny Graham - guitars, percussion Roland Bautista (RIP) - guitar Andrew Woolfolk - saxophones, flute, percussion
Ralph Johnson - drums, vocals, percussion Fred White - drums The Phenix Horns : Michael Harris - trumpet, flugelhorn Rahmlee Michael Davies - trumpet, flugelhorn Louis Satterfield (RIP) - trombone Don Myrick (RIP) - saxophones Elmar Brown - trumpet
STEREO SOUNDBOARD RECORDING