最後の来日公演となってしまった2013年の大阪２公演。その一部始終を真空パックした極上５枚組が登場です。そんな本作に記録されているのは、もちろん「2013年６月24日＋26日：大阪市中央体育館」。そのフル録音２種とフル映像１種のオーディエンス・セットです。本作は２公演で３種とやや複雑でもありますので、最後の来日日程に照らして内容を整理しておきましょう。・６月18日：愛知県体育館・６月21日：公式『TOKYO DOME LIVE IN CONCERT』・６月24日：大阪市中央体育館 ←★本作DISC 1-2★・６月26日：大阪市中央体育館 ←★本作DISC 3-4/DVD★ 以上、全４公演。このジャパンツアーは何よりも公式ライヴアルバム『TOKYO DOME LIVE IN CONCERT』で知られているわけですが、大阪はその後に行われた最終２公演。もちろん、この後の来日も実現しないままエディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなりましたので、本作こそがVAN HALEN最後のライヴ・イン・ジャパンだったわけです。
【DISC 1-2/3-4：両日の極上オーディエンス録音】まず登場するのは、大阪２日間を完全収録した４枚組のライヴアルバム。これがまた極上のオリジナル・マスター。最後の大阪公演というとCDタイトル『A DEFINITIVE KIND OF OSAKA: DAY 1』『同DAY 2』が浮かびますが、本作はまったくの別録音。と言いますか、『OSAKA INCIDENT 2013 DAY 1』『同DAY 2』なのです。「なんだオマケに回った程度のモノか」と思われるかも知れませんが、それは気が早い。実は、『A DEFINITIVE KIND OF OSAKA: DAY 1&2』よりマスターの到着が遅くなったためでサウンド自体が互角。それどころか、リリース後にはお客様から「もしかして本作の方が音が良くない？」という反応も頂いた超名作なのです。実際、それもあながち的外れではない。特に本作の初日録音（DISC 1-2）はマスターよりもダイレクト感に優れ、サウンドボード的な鮮やかさが鮮烈なのです。２日目はダイレクト感では優劣は付かないものの、ワイドな立体感と鮮やかさの両立で凌駕しているのです。それもそのはず。この２本の録音を手掛けたのは、かの名匠“西日本最強テーパー”氏。当時はまだまだ名声が確立していませんでしたが、もし現在だったら永久保存されたのは本作の方だったかも知れない……それほどの名録音セットなのです。そして、そんな極上サウンドで描かれるのは、遺作『TOKYO DOME LIVE IN CONCERT』から「Mean Street」を省略したスタイルのフルショウ。大阪初日・２日目で違いはありませんので、ここでまとめて整理しておきましょう。・炎の導火線：Runnin' With The Devil／I'm the One／You Really Got Me／Ice Cream Man／Ain't Talkin' 'Bout Love
・伝説の爆撃機：Somebody Get Me A Doctor／Dance The Night Away／Women In Love／Beautiful Girls・暗黒の掟：Everybody Wants Some!!／And the Cradle Will Rock／Romeo Delight・戒厳令：Unchained／Hear About It Later・ダイヴァーダウン：(Oh) Pretty Woman
・1984：I'll Wait／Hot For Teacher／Panama／Jump・ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース：She's The Woman／Tattoo／China Town
【DISC 5：最後の日本公演を目撃できる超絶景ショット】そんなフル・ライヴアルバム×２と同梱されているのは、正真正銘の日本最終公演となった２日目「６月26日」のオーディエンス・ショットです。そのショウの重さだけで胸いっぱいになりますが、実際のクオリティはそれどころではない。ステージ右側（ウォルフガング側）から撮影されたナナメ角度なのですが、恐るべきはステージの近さ。なんと、最前列ショットなのです！実際、その絶景ぶりには言葉を失う。何しろ、デイヴを捉えれば歯並び級のドアップですし、ステージ反対側にいるエディの手元も血管まで見えるレベルなのです。しかも、その超ドアップがビシッと安定している。当時はデイヴ自身が撮影しても良いと言ったようですが、この安定感はまさか三脚……!?その超ドアップだけでもド肝を抜かれますが、引いていくとさらに驚き。引いて引いて……と全景になっていっても客の姿が１人も映らない。目の前にいるのはメンバーとカメラピットの撮影クルーだけであり、もし本人達が気を抜いていたらサウンドチェックにも見えてしまう。事実としては観客が撮影しているのかも知れませんが、本作から感じられるのはもはやオーディエンス・ショットと言うよりは関係者ショット。それほどまでに「VAN HALEN独り占め」感が強烈な衝撃映像なのです。そんな映像美で描かれるショウは、１曲１曲、１音１音が「日本最後」。本来であれば、「何を知らないフリするんですか」「日本語が下手くそですみません」といった日本語MCも連発するデイヴも見どころなのですが、やはりエディに釘付けになってしまう。そうでなくても本作は彼を中心に撮影されていて、ステージ中央のデイヴに視点が移っても（ポジションの関係で）その向こう側にはエディがいる。もちろん、各曲のソロでは匠の手元が画面いっぱいにフィーチュアされる。その一挙手一投足が胸に突き刺さる極上映像なのです。以上、フル・ライヴアルバム×２本と超絶景映像１本で綴られる「最後のライヴ・イン・ジャパン」です。私たちにとっても重く、メモリアルなショウを究極体験できる５枚組。
Osaka Municipal Central Gymnasium, Osaka, Japan 24th & 26th June 2013 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Live at Osaka Municipal Central Gymnasium, Osaka, Japan 24th June 2013
Disc 1 (65:11) 1. Intro. 2. Unchained 3. Runnin' With The Devil 4. She's The Woman 5. I'm The One 6. Tattoo 7. Everybody Wants Some!! 8. Somebody Get Me A Doctor 9. China Town 10. Hear About It Later 11. (Oh) Pretty Woman 12. Drum Solo 13. You Really Got Me
14. Dance The Night Away 15. I'll Wait 16. And The Cradle Will Rock
Disc 2 (54:00) 1. Hot For Teacher 2. Women In Love 3. Romeo Delight 4. Beautiful Girls 5. A Short Movie 6. Ice Cream Man 7. Panama 8. Guitar Solo 9. Ain't Talkin' 'Bout Love 10. Jump
Live at Osaka Municipal Central Gymnasium, Osaka, Japan 26th June 2013
Disc 3 (65:11) 1. Intro. 2. Unchained 3. Runnin' With The Devil 4. She's The Woman 5. I'm The One 6. Tattoo 7. Everybody Wants Some!! 8. Somebody Get Me A Doctor 9. China Town 10. Hear About It Later 11. (Oh) Pretty Woman 12. Drum Solo 13. You Really Got Me
14. Dance The Night Away 15. I'll Wait 16. And The Cradle Will Rock
Disc 4 (54:07) 1. Hot For Teacher 2. Women In Love 3. Romeo Delight 4. Beautiful Girls 5. A Short Movie 6. Ice Cream Man 7. Panama 8. Guitar Solo 9. Ain't Talkin' 'Bout Love 10. Jump
DVD Live at Osaka Municipal Central Gymnasium, Osaka, Japan 26th June 2013 (FRONT ROW SHOT!!!)
1. Intro. 2. Unchained 3. Runnin' With The Devil 4. She's The Woman 5. I'm The One 6. Tattoo 7. Everybody Wants Some!! 8. Somebody Get Me A Doctor 9. China Town 10. Hear About It Later 11. (Oh) Pretty Woman 12. Drum Solo 13. You Really Got Me 14. Dance The Night Away
15. I'll Wait 16. And The Cradle Will Rock 17. Hot For Teacher 18. Women In Love 19. Romeo Delight 20. Beautiful Girls 21. A Short Movie 22. Ice Cream Man 23. Panama 24. Guitar Solo 25. Ain't Talkin' 'Bout Love 26. Jump
David Lee Roth - Lead Vocal Eddie Van Halen - Guitar, Vocal Alex Van Halen - Drums Wolfgang Van Halen - Bass, Vocal COLOUR NTSC Approx.121min.
