1975年「Blow By Blow」に伴うUSツアーより、定番音源である7月23日、トロントはオーキーフ公演のレイトショウのアップグレード版を収録。先にリリースされたアーリー・ショウも演奏内容・音質共に非常に優れたものでしたが、こちらも大変クオリティの高いオーディエンス録音で収録されており、ファン必携・必聴の1枚になっています。アーリー・ショウ同様に、既発音源より音質向上しており、聴き応えのある1枚に仕上がっています。自然なサウンドを意識した適度なマスタリングに加え、マスターに起因するConstipated Duckの4:49、Definitely Maybeの0:04、Powerの30秒過ぎのノイズも綺麗に除去してあります。全体のバランスも、楽器間の分離感も共に申し分なく、ストレス無く、この時期のパフォーマンスを堪能することができます。Definitely Maybeの伸びやかでクリエイティブなプレイは最高の一言です。トーキングモジュレータを効果的に使用したSuperstitionの前半パートも聴き所の一つ。変幻自在の名演を聴かせる'Cause We've Ended As Lovers の前のピアノソロではジェフの「ちゃんと聴いて!」というMCも聴くことができます。(全体を良い感じにひっぱるピアノ・サウンドが大変クリアーに収録されているのもこの録音の特徴です。)Cause We've Ended...の後にテープチェンジのカットがありますが、曲間なので大きな問題になっていません。Got The Feelingの前に軽くMorning Dewをプレイ。自然なムードからスタートするYou Know What I Meanも最高です。(この曲の前後にもテープを止めたと思われるカットポイントがあります。)ジェフの歴史の中でも最良の時期のひとつを、理想的な音質で再現するファン必携の1枚。
Live at O'Keefe Centre, Toronto, Canada 23rd July 1975 (Late Show) TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
1. Introduction 2. Constipated Duck 3. She's A Woman 4. Freeway Jam 5. Definitely Maybe 6. Superstition 7. AIR Blower 8. Keyboards Solo 9. 'Cause We've Ended As Lovers 10. Power 11. Got The Feeling 12. You Know What I Mean 13. Diamond Dust / Jeff's Jam
Jeff Beck - Guitar Wilber Bascomb - Bass Bernard Purdie - Drums Max Middleton - Keyboards