ジェームスJTテイラーという不世出のボーカリストがいる、いないとではサウンドに洒脱さというか、ブラコン感というか、アーバンさというか、そんな80年代前半的な何かがある、ない、になってくるバンドがこのクール&ザ・ギャングです。通な人はJTテイラーがいない方が良い、70年代が素晴らしいと言いますが、このレビューを担当している私は、絶対にJTテイラーがいる時期です。実際に80年代後半に彼は脱退しソロに転向します。一方残された(そう言っても私はいいと思っています)メンバーも活動しますが、正直どちらもヒット曲に恵まれなくなってしまいます。なので本当一度だけ、JTとクール&ザ・ギャングの残されたメンバーが一つになった時期があるのです。そんな貴重な時期のライブを高音質オーディエンス録音で収録!ジャケではわかりませんが、ちゃんとJTテイラーいますよ!やはりこの時期の曲ですよね。一曲目のFreshからもうブラコン時代に突入!最後はJT自身のオリジナルの声でのCelebration!やはり彼らは一つにならなくては、そう思わせる名演です。
July 24, 1999 Concord Pavilion Concord, CA 1. Fresh 2. Joanna 3. Too Hot 4. Hollywood Swinging 5. Summer Madness 2000 6. Cherish 7. Celebration with original vocalist James "J.T." Taylor