1981年、大規模に組まれていた全米ツアーを体調不良のため途中でキャンセルし、9月のシークレット・ポリスマン・コンサートの参加を経てリスタートしたツアーより、10月9日ストックホルム公演を極上レベルの超高音質ステレオ・オーディエンス録音で収録。日本公演と同様、8日間という短いスケジュールが組まれたスカンジナビア・ツアーですが、セットリストも来日公演とほぼ同様ながら、新作「Another Ticket」からのナンバーとして、「Rita Mae」がセットインしています。オープニングは、声の感触を確かめるような丁寧なボーカルで仕上げられている「Tulsa Time」からスタート。序盤の「Worried Life Blues」でのギター、キーボードの各ソロ以降、格段にヒート・アップしていくステージは、その後に続く、「After Midnight」「Rita Mae」での観客を圧倒するグルーブ、「A Whiter Shade Of Pale」での秀逸なオブリガート、雰囲気を一変させる「Knockin' On Heaven's Door」、ブルース・チューンに於けるフレーズの数々と、翌月に行われる日本公演を凌ぐテンションの高いプレイが繰り広げられいます。特にこの日の「Double Trouble」のプレイは凄まじく、現存する81年ツアーで最も優れた演奏を聞く事の出来る公演と言えるでしょう。録音者からのマスター・カセットを元に作成された本作は、「Have You Ever Loved A Woman」途中でテープチェンジによる欠落が有りますがその他は完全収録されており、音質もこの時期の録音としては充分な高音質で収録されています。この日の音源は今まで存在が確認されておらず、本タイトルによって初めて明かされる公演となります。日本公演を含め、数少ない81年公演から新たなタイトルが登場です。
Live at Isstadion, Stockholm, Sweden 9th October 1981 TRULY AMAZING SOUND
Disc 1 1. Tulsa Time 2. Lay Down Sally 3. Wonderful Tonight 4. Worried Life Blues 5. After Midnight 6. A Whiter Shade Of Pale 7. Country Boy 8. Double Trouble 9. Rita Mae 10. Knockin' On Heaven's Door 11. Blues Power
Disc 2 1. Ramblin' On My Mind / Have You Ever Loved A Woman 2. Cocaine 3. Layla 4. Member Introduction 5. Further On Up The Road Eric Clapton : Guitar & Vocals Albert Lee : Guitar & Vocals Dave Markee : Bass Henry Spinetti : Drums Chris Stainton : Keyboards Gary Brooker : Keyboards & Vocals