1977年7月22日ロード・アイランド州パウタケットでの公演を、オーディエンス録音(ランピンスキー・マスター)で収録。オープニングの Tarantulaから、そのサウンド・クオリティーの高さ、炸裂する凄まじいアンサンブルに、いきなり度肝を抜かれる事間違いありません。 「Enigmatic Ocean(秘なる海)」リリース前のこの時期(73年に渡米後フランク・ザッパのバンドに加入、74年に第2期マハヴィシュヌ・オーケストラに参加、解 散後の75年に「Upon The Wings Of Music(音楽の翼)」をリリース、76年に「Imaginary Voyage(桃源への旅立ち)」をリリース)だけにモダン・ジャズ路線からフュージョン路線に変化した、複雑なアレンジが散りばめられた、まさに聴きどころ満載のスーパー・プレイがこれでもかと披露されています。クレジットがとにかく魅力的で、ジェネシス加入前のダリル・ステューマー、ジャーニー加入前のスティーヴ・スミス、アラン・ザヴォッド(後にフランク・ザッパ・バンドに参加)、ラルフ・アームストロング(第2期マハヴィシュヌでポンティと共演) とかなり豪華なライン・アップになっており、それぞれが本来のイメージを覆す魅力的なプレイを連発しています。(「Enigmatic Ocean」のスタジオ盤には、ホールズワースも参加しています)セット・リスト的には6曲目のみ「Upon The Wings Of Music」収録で、あとはすべて「Imaginary Voyage」で構成されています。とにかくこれまで、このライン・アップでのライヴ音源は全くパッケージされてなかったので、ファンには待望のリリースと言えるでしょう。ディスク2にはエクスペリエンス最後のラインナップによるプロショット映像が収録されています。60年代からモダン・ジャズ的なテイストのリーダー・アルバムをリリースしてきた彼ならではのアプローチが垣間見れる素晴らしい内容になっており、約1時間に亘るインプロビゼーションの数々は全てが見所と言えますが、フィリップ・カテリーン、フランスをベースに活動していたブラジル出身のナナ・ヴァスコンセロス(ピエール・バルーのサラヴァ・ レーベルからリーダー・アルバムをリリース)のプレイが光る、70年にリリースされたフランク・ザッパのカヴァー・アルバム「King Kong: Jean-Luc Ponty Plays The Music Of Frank Zappa」に収録されたポンティのオリジナル曲であるHow Would You Like To Have A Head Like That?での極上のアンサンブルはとにかく必見です。まさにジャン=リュック・ポンティの2時代の音源と画像を贅沢にコンパイルしたファン必携の究極の アイテムが登場です。
Leroy Theater, Pawtucket, RI. USA 22nd July 1977 TRULY AMAZING SOUND Studio 10, Funkhaus, Hamburg, Germany 20th September 1972 PRO-SHOT
Live at Leroy Theater, Pawtucket, RI. USA 22nd July 1977
Disc 1 1. Tarantula 2. Imaginary Voyage 3. The Gardens Of Babylon 4. New Country 5. Wandering On The Milky Way 6. Fight For Life Jean-Luc Ponty- Violin Daryl Steurmer- Guitar Allan Zevod- Keyboards Ralph Armstrong- Bass Steve Smith- Drums
Live at Studio 10, Funkhaus, Hamburg, Germany 20th September 1972 Disc 2 DVD 1. Circles 2. Open Strings 3. How Would You Like To Have A Head Like That? Jean-Luc Ponty - Violin Philip Catherine - Guitar Peter Trunk - Bass
Jasper Van't Hoff - Keyboards Nana Vasconcelos - Percussion Aldo Romano - Drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 57min.