70~80年代のフュージョン・シーンを代表するヴィブラフォン奏者マイク・マイニエリが、マイケル・ブレッカー(sax)ら腕利きセッションメンを集めて結成したステップス・アヘッドが、1986年の5thアルバム『マグネティック』にあわせて行った札幌公演の模様を収録、初登場!!ステップス・アヘッドと改名後はグループ発端のマイク・マイニエリとマイケル・ブレッカーのプロジェクト色が濃厚となり、流動的となったリズム・セクションのメンバー変更による演奏の違いも新たな魅力となったステップス・アヘッドの、ギターにマイクとの付き合いの長いマイク・スターン、ベースにスターン同様にマイルス・デイヴィスのグループで活躍し現在ではローリング・ストーンズでも重要な役割を担うダリル・ジョーンズ、ドラムスに全盛期のジャーニーを支えながらも巧すぎてクビになったといわれるスティーヴ・スミスが参加した、前年とはマイクとマイケル以外のメンバーが一新された新編成ステップス・アヘッドによる、モンタレー、モントリオールと共に世界3大ジャズ・フェスティバルの草分けといわれるモントルー・ジャズ・フェスティバルの札幌で開催された1986年7月26日の伝説のライヴを、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンド(ボード)で2時間に渡り完全収録した2枚組が入荷しました!!今ライヴは、新たに参加した3人がよりロック寄りのメンバーになったこともあり今まで以上にハードな演奏が聴かれ、70年代に同所で何度となく繰り広げられたスターンも参加していたマイケルのブレッカー・ブラザーズのライヴを彷彿とさせるようなエネルギッシュな演奏が全編を貫いた熱いパフォーマンスを展開しています。特筆すべきはやはりマイケルで、オープニングの「ベイルート」他、前年から使用を始めたウィンドシンセ/EWIのショーケースといえる、ウィンドシンセ1本から繰り出される多彩な音色、ハーモニーなど、この楽器の可能性を切り拓いたプレイを存分に披露し、僅か1年かそこらでまるでマイケルのためにある楽器のような素晴らしい演奏を聴かせています。余談ながら、他のプロ・ミュージシャンに対しウィンドシンセを認知させてしまったマイケルの功績は計り知れません。特に、EWIのみのソロや、EWIによるシンプルなリード音だけで繊細かつ大胆に歌い上げたバラッド「イン・ア・センチメンタル・ムード」は歴史的な名演奏と言えるでしょう。これを聴かずしてEWIは語れないといっても過言ではありません!もちろんスミスの超絶ドラム・ソロからバトルに発展するマイケルの縦横無尽の吹きっぷりなテナーも最高です。またマイケル以上にパワフルなスターンのハードに弾き倒すギターも圧巻で、全編に渡りカッコ良いソロを連発しています。ダリルとスミスのハードでグルーヴィーなハジケルようなフィール・ソー・グッドなリズムもタイトに響き、リーダーの貫禄も十分なマイクのヴィブラフォンもよく鳴っています!他にも「ウープス」「セルフ・ポートレート」「ケイジャン」「サファリ」ラストの「トレインズ」、そしてマイケルによるメンバー紹介など、スーパー・グループの魅力をタップリと堪能していただけます!
Live at Sapporo Montreux Jazz Festival,Hokkaido,Japan July.26.1986 EX - AUD 2021 Original Remaster 90 min
Disc 1 1. Beirut 2. Oops 3. Self Portrait 4. Sumo 5. EWI Improvisation Cajun Disc 2 1. Bass Improvisation 2. Safari (FM Broadcast) - Talks 3. Vibe Solo 4. In a Sentimental Mood - Trains
Michael Brecker - Saxophone EWI Mike Mainieri - Vibraphone Mike Stern - Guitar Darryl Jones - Bass Steve Smith - Drums