名作『BALLS TO THE WALL』を送り出し、世界制覇へと踏み出した1984年のACCEPT。そのハイライト公演の極上ライヴアルバムが永久保存決定です!そんな本作に刻まれているのは「1984年8月18日ドニントン公演」。フェスツアーへと進化を遂げた1984年“MONSTERS OF ROCK”の聖地公演で記録された極上オーディエンス録音をDISC 1に、大定番のFMサウンドボードの最高峰更新マスターをDISC 2に配した2枚組です。当時のACCEPTは、西ドイツの英雄から世界の鋼鉄軍団へと脱皮し、初の北米遠征まで実施。文字通りの“ワールドツアー”へと乗り出したばかり。まずは、その歩みを振り返り、野心溢れる“BALLS TO THE WALL Tour”の実像に迫ってみましょう 1983年・2月4日-7日:西ドイツ(3公演)・4月2日-6月25日:欧州#1(17公演)《7月-8月『BALLS TO THE WALL』制作》・9月7日:パリ公演・10月22日-12月3日:欧州#2a(18公演)《12月5日『BALLS TO THE WALL』発売》
・12月5日-26日:欧州#2b(11公演)1984年・1月24日-29日:英国(6公演)・2月5日-6月13日:北米(71公演)・8月18日-9月8日:欧州#3(13公演)←★ココ★《10月-12月『METAL HEART』制作》 これが1983年/1984年のACCEPT。単に大洋を渡っただけでなく、約150公演のスケール感もキャリア最大。まさに一世一代の勝負に打って出たワールドツアーでした。そのメインはもちろん敵地アメリカの攻略だったわけですが、その凱旋として“MONSTERS OF ROCK Tour”へ参加。本作のドニントン公演は、その「欧州#3」初日でもありました。本作は、そんなハイライト中のハイライト公演の極上オーディエンス録音/FMサウンドボードのセット。それでは、それぞれ個別にご照会していきましょう。
【DISC 1:新発掘の超極上フル・オーディエンス録音】そんな本作のメインとなるのは、オーディエンス録音の方。このショウ自体は5枚組のコンピレーション盤『MONSTERS OF ROCK 1984 VOL.1』の一部としてもご紹介した事がありますが、本作はまったく別の新発掘録音。このところMONSTERS OF ROCKを中心に1984年の名録音を数多くリリースしていますが、そのほとんどが今話題の「G.Mann」マスター。このディスクは、その衝撃コレクションでも頂点に君臨する超絶盤なのです。実際このDISC1は、オフィシャル級のFM放送を差し置いて主役を張るだけはある。なにが凄いと言ったら、まずサウンド。もう超タイト・ウルトラ極太・完全ド密着! 恐らくは野外会場に立てられたPA塔にマイクを向けて直接録音していると思うのですが、距離感どころか大気の存在が感じられない。時々ささやかに聞こえる現場の喝采があるためにオーディエンス録音だと判別はつきますが、最初は「プリFMの未編集サウンドボードが流出!?」と思ったほどです。そしてもう1つのポイントがショウのフル収録。昔からFMサウンドボードが知られてきたわけですが、2曲カットされた不完全版でした。ここでFM放送と合わせてセットを整理しておきましょう。AUD/FMサウンドボード共通・ボールズ・トゥ・ザ・ウォール:Turn Me On(★)/
London Leatherboys/Balls To The Wall・ブレイカー:Son Of A Bitch・レストレス・アンド・ワイルド:Fast As A Shark/Princess Of The Dawn AUD(DISC 1)のみ・ボールズ・トゥ・ザ・ウォール:Love Child・レストレス・アンド・ワイルド:Restless & Wild
※注:「★」印は公式盤『STAYING A LIFE』でも聴けない曲。
【DISC 2:伝統FMサウンドボード録音の最高峰マスター】さて、いかに言葉を尽くして「凄いオーディエンスなんですよ!」「シャレになってませんよ!!」と繰り返しても、なかなか信じるのは難しいかも知れません。そんな心のハードルを下げてくれるのが本作の「DISC 2」。大定番として君臨してきたFMサウンドボードもセットいたしました!もちろん、永久保存する以上は最高峰・最高級を実現。以前から傑作で知られる放送でしたが、数あるマスターの仲からベストなものを厳選。さらに細心マスタリングで磨き込みました。その結果生まれたサウンドは、一言で表現すれば「完全オフィシャル級」。もう少し詳しく言いますと、ほとんどの既発では狂っていたピッチも正確ですし、薄く感じられた芯も極太重量級。DISC 1の超極上オーディエンスが生々しさ先行の卓直結っぽいサウンドだったのに対し、本作はそれこそ『STAYING A LIFE』に匹敵する極上クオリティなのです。そんな最高峰更新サウンドで描かれるショウは、タイガー戦車の如きドイツ製重金属の猛攻。とにかく重く、凛々しく、重厚壮麗。ウド・ダークシュナイダーのヴォーカルがカミソリの切れ味なら、ウルフ・ホフマン&ハーマン・フランクのツインはナタのようにリフを刻み、ステファン・カウフマン/ピーター・バルテスのビートはまさに鉄槌。JUDAS PRIEST創始のフォーマットを遵守しながらもメロディの扇情力はクラシック音楽そのものであり、ビート感はAC/DCさえも彷彿とさせる。しかも、キャリア最大のツアーを生き抜いた事でアンサンブルは鉄壁の息まで磨き込まれており、艶々とした金属光沢まで放っている。これだけバンド・ポテンシャルが高まっているなら『METAL HEART』を創れるわけだ……そんな説得力さえ滲むショウなのです。とにもかくにも、聴いて驚き、心が燃え上がる超絶オーディエンス録音のDISC 1が凄い。凄すぎる! 実際に体験されれば絶対に納得されますが、「でも、オーディエンスなんだよね?」の疑念がどうしても拭えない方は完全オフィシャル級のDISC 2を目当てにお求めください。結局は、公式級サウンドボードを差し置いてDISC 1に熱中される事でしょう(笑)。それほどまでに重金属の理想を体現したリアル・ライヴアルバムの超傑作。「1984年8月18日ドニントン公演」の超極上オーディエンス録音とFMサウンドボードの最高峰更新マスターをカップリングした2枚組。FMサウンドボード(DISC 2)も公式級ですが、メインのフル・オーディエンス録音(DISC 1)はそれ以上に超極上。超タイト・ウルトラ極太・完全ド密着で、距離感どころか大気の存在が感じられない。それこそ卓直結サウンドボード級のビビッド感+超リアルな現場感という奇跡の記録です。キャリア最大のワールドツアーでもハイライトだったMONSTRTS OF ROCKを超極上体験できます。Castle Donington, Leicestershire, UK 18th August 1984 ULTIMATE SOUND/STEREO SBD
Disc 1(47:25) Audience Recording 1. Fast As A Shark 2. Restless & Wild 3. Love Child 4. Turn Me On 5. Princess Of The Dawn 6. Guitar Solo 7. Son Of A Bitch 8. London Leatherboys 9. Balls To The Wall ULTIMATE AUDIENCE RECORDING
Disc 2 (35:12) Radio Broadcast (Friday Rock Show) 1. Fast As A Shark 2. Turn Me On 3. Princess Of The Dawn 4. Guitar Solo 5. Son Of A Bitch 6. London Leatherboys 7. Balls To The Wall STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Udo Dirkschneider - vocals Wolf Hoffmann - guitars Jorg Fischer - guitars Peter Baltes - bass Stefan Kaufmann - drums