02年の衝撃のグラミー賞5冠、ネオソウルというジャンルの括りを超え、若くして風格まで感じさせるVIPとなった才女アリシア・キーズの、04年2月21日のドイツ、EssenでのライブをFM放送からのサウンドボード録音で収録。ボーナストラックの02年8月10日のシアトル公演はオーディエンス録音です。セカンド・アルバムの冒頭でもあり、ライブの1曲目の「Harlem Nocturne」のピアノ自演から、JBの「Give It Up Turn You Loose」を下敷きにしたファンキーな「Rock Wit U」へと移行するその瞬間から引き込まれます。シングルにもなったプリンスのカバー「How Come You Don`t Call Me」もバックのホーンが途中から入ったりして、本家のライブ・バージョンより重厚な作り、そしてIf I Ain`t Got Youと名曲はほぼ網羅していると言えるでしょう。ファーストからのヒットシングル「A Woman`s Worth」、「Fallin`」、セカンドからの「Diary」、アリシアの初期2枚のアルバムからの曲を満遍なく演奏、ベストヒット的選曲です。さらにスティービーの「Living For The City」やダニー・ハザウェイ「Someday We`ll All Be Free」のカバーもプレイし、そのライブに彩りを加えています。他人の曲を歌う時の、彼女が持つ、あっさりとしていながら、安定したボーカルとピアノは、ステージに無骨さは要らないと、宣言しているかのようで、大変プロフェッショナルです。Track 1-10 Live at Zeche Essen Germany Feb 21, 2004 Track 11, 12 Key Arena Seattle USA Aug 10, 2002
1.Harlem Nocturne 2.Rock Wit U 3.Heartburn 4.How Come You Don`t Call Me 5.If I Were Your Woman 6. A Woman`s Worth 7.Streets/Living For The City 8.Diary 9.Fallin' 10.You Don`t Know My Name 11.If I Ain`t Got You 12.I Got A Little Something For You 13. Someday We'll All Be Free