80'sジャーマン・メタルの名バンド中の名バンドGRAVESTONEが改名して'90年にリリースした唯一のアルバム。メンバーは5人とも同じです。GRAVESTONEが正統派へヴィ・メタルだったのに対し、このバンドはメロディアス・ハード・ロックになっていますが、クオリティはやはりポッと出の新人には作れない完成度の高さを誇っている名作になっています。やはりもっとメロディアスなものがやりたいという事でBONFIREのHans Ziller(G.)が結成したEZ LIVIN'と同じスタンスのバンドです。音楽性も心機一転、メロディスナンバー満載の軽快なハードロックアルバムとなっています。Voが相変わらずの金切り声なので拒絶反応を起こす人も居るかも知れませんが、楽曲自体はGRAVESTONE時代からは想像出来ないぐらい聴き易くなっています。1曲目の疾走感溢れるLAメタル的な「Take me to the top」、4曲目の哀愁漂うバラードナンバー「Forever goodbye」、6曲目のパーティーロックのようなノリノリな軽快ナンバー「Wild nights」等々どの曲も完成度が高く、さすがベテランバンドの貫禄を見せつけられる充実ぶりです。
Take Me To The Top Nightgames Madelaine Forever Goodbye Walking In The Shadow Wild Nights Downtown Rock`N`Roll Desire Wings Of Passion Little Boy Bonus Track Fool For Your Love All Your Love