1980年に実現したWHITESNAKE伝説の初来日。その現場を極上体験できるオリジナル録音がリリース決定です。そんな本作に刻まれているのは「1980年4月19日:渋谷公会堂」公演。その超極上オーディエンス録音です。彼らの初来日と言えば、極上サウンドボード『DEFINITIVE NAGOYA 1980』『LINEHUNTER』や先日発掘された衝撃盤『TOKYO 1980 1ST NIGHT: DEFINITIVE MASTER』も記憶に新しいところ。まずは、当時のスケジュールを振り返り、当店が誇るコレクションを整理しておきましょう。・4月11日『TOKYO 1980 1ST NIGHT』(郵便貯金ホール)・4月12日『DEFINITIVE NAGOYA 1980』
・4月14日『LINEHUNTER』『LIVEHUNTER』(中野)・4月15日『SNEAKING UP ON YOU』(中野)・4月17日:石川厚生年金会館・4月18日:大阪フェスティバルホール・4月19日:渋谷公会堂 ←★本作★・4月21日:渋谷公会堂(追加公演)以上、全8公演。錚々たる名作群がズラリと並んでおりますが、そのほとんどが前半日程に集中している。本作はそれらと堂々と渡り合いつつ、唯一後半日程を代表してきた孤高のライヴアルバムなのです。そんなショウで記録された本作は、まさに「超」付きの極上オーディエンス。最新発掘『DEFINITIVE NAGOYA 1980』があまりに凄まじいために軽々に「ツアー・ベスト!!」と喧伝するわけにはいきませんが、心情的には言ってしまいたくもなる。中野公演の極上ライヴアルバム『SNEAKING UP ON YOU』と同じ録音家によるオリジナル・マスターからダイレクトにデジタル化された銘品で、「一階ち列11番」から捉えられたダイレクト感やクリスタル・クリアな空気感、微細部まで鮮明なディテールも絶品です。セット的には他公演にも準じますが、一応ここでも整理しておきましょう。WHITESNAKE・スネイクバイト:Come On/Ain't No Love in the Heart of the City・トラブル;Belgian Tom's Hat Trick(★)/Lie Down (A Modern Love Song)(★)/Take Me with You
・ラヴハンター:You 'n' Me(★)/Walking in the Shadow of the Blues/Love Hunter その他・DEEP PURPLE:Mistreated/Might Just Take Your Life・ソロ:Breakdown/Whitesnake Boogie(★)・カバー:Rock Me Baby(★:B.B.キング)※注:「★」印は公式盤『LIVE... IN THE HEART OF THE CITY/LIVE AT HAMMERSMITH』では聴けない曲。……と、このようになっています。「それではご紹介いたします。ブリティッシュ・ロックの王者、WHITESNAKE!」という会場側のMCを受けてバンドが姿を見せると、渋谷公会堂に詰め掛けたファンの熱気は俄然盛り上がります。続くカヴァデールの「Are you ready!?」という掛け声でスタートする「Come On」で、場内の興奮はいきなり最高潮! 同曲と「You 'N' Me」のメドレー展開もこの時期ならでは。さらに名曲「Walking In The Shadow Of The Blues」が畳み掛け、初期WHITESNAKEらしいグルーヴィで深みある演奏をたっぷりと満喫させます。本作最初の聴き所は「Ain't No Love In The Heart Of The City」。曲のイントロから、静まり返った場内に響くジョン・ロードのふくよかなハモンドの音色、バーニー・マースデンが奏でるギターのツヤが堪りません。切々と気持ちを紡ぎながら「ここぞ!」と言う場面で感情を爆発させるカヴァデールの絶妙な歌いまわしは、いかなる聴き手をもノックアウトするでしょう!中盤のハイライト「Love Hunter」と「Mistreated」は、ミッキー・ムーディとバーニーというギタリストそれぞれの個性と味わいの違いが如実に反映されていて、"Classic Snake"時代の魅力を存分に楽しませます。第二期PURPLEナンバーを散りばめたジョンのオルガン・ソロ(冒頭で"未知との遭遇"の5ノートもオルガンでやっているのが面白いです)や、イアン・ペイスのドラムソロを中核とした「Belgian Tom's Hat Trick」も、この「LOVEHUNTER」ツアーらしい聴き所でしょう。「Might Just Take Your Life」に続き、「Lie Down」や「Take Me With You」とロックンロール・ナンバーが連発されるライヴ後半も、聴き手に素晴らしい盛り上がりを体感させます。アンコールではまず重厚な「Rock Me Baby」がじっくりと聴き込ませ、ラストの「Breakdown」そして「Whitesnake Boogie」で完全燃焼! エンディングの「We Wish You Well」に至るまで、聴き手に「実際に会場で体験したかった!」と思わせる、素晴らしいライヴを、臨場感たっぷりに楽しませます(なお、大元マスターの欠落により、「Might Just Take Your Life」の中盤以降は別音源により補填しています)。初期WHITESNAKEでも特に熱く、またテンションの高い演奏を繰り広げたこの時代は、冒頭MCの「ブリティッシュ・ロックの王者」という表現がピッタリ。間違いなくすべての英国ロックファン必聴のライヴです。その現場を極上サウンドで現場体験できる文化遺産級のライヴアルバム。Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 19th April 1980 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (47:49) 1. Intro. 2. Come On 3. You 'N' Me 4. Walking In The Shadow Of The Blues 5. Ain't No Love In The Heart Of The City 6. Micky Moody Solo 7. Love Hunter 8. Mistreated
Disc 2 (59:39) 1. Jon Lord Solo 2. Belgian Tom's Hat Trick 3. Ian Paice Solo/Belgian Tom's Hat Trick(reprise) 4. Might Just Take Your Life 5. Lie Down 6. Take Me With You 7. Rock Me Baby 8. Breakdown/Whitesnake Boogie 9. We Wish You Well
David Coverdale - Vocals Bernie Marsden - Guitar Micky Moody - Guitar Neil Murray - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums