今を去ること40年前の夏に実現し、『飛翔伝説』も生み出した伝説の初来日。その大阪サウンドボード録音が完全形に拡張。本作はその第一弾。「1981年8月19日:大阪フェスティバルホール(午後の部)」のステレオ・サウンドボード録音です。MSGの初来日と言えば、何よりもまず『飛翔伝説』ですが、その舞台となった日本武道館以外にも大阪2公演でも極上サウンドボードが残されました。10年以上前にオフィシャル・ブートレッグとして公式化されたこともありましたが、既に廃盤。しかもクオリティは極上な一方で、不完全収録が玉に瑕でもありました。そこで登場したのが本作。公式サウンドボードと同等の超極上マスターをベースに、欠けていた同日の最高峰オーディエンス録音で補完。完全形のフル・ライヴアルバムに仕上げました。そんな完全版2連続の同時リリース。当店ではMSG初来日を数々の傑作でアーカイヴしておりますので、それらも併せて日程でコレクションを整理しておきましょう。
・8月12日『飛翔伝説』&『DEFINITIVE BUDOKAN 1981』・8月14日『NAGOYA 1981』・8月17日『INTO THE PALACE(福岡)』・8月19日:大阪フェスティバルホール(午後の部)←★本作★・8月19日『OSAKA 1981 EVENING SHOW』・8月20日:京都会館第一ホール
※注:各公演とも代表作のみ。以上、全6公演。大阪は「8月19日」に1日2公演が行われ、今週はその2公演が同時リリース。本作は「午後の部」のフル・ライヴアルバムです。そのクオリティは、まさに超極上のステレオ・サウンドボード。公式版をご存知の方でしたら完全に同格と思っていただいて構いません。もし体験されていない方なら「完全オフィシャル級」とお考えください。「公式リリースされたんだから当たり前だろ」と思われるかも知れませんが、そう単純な話でもないのです。MSGやUFOの発掘サウンドボードは公式だとしてもピンキリで、物によっては「mp3を経由してる?」と疑りたくなるデジタル劣化があったりする。しかし、大阪サウンドボードは例外中の例外。ミックスは荒っぽい卓直結系ではあるものの、サウンド自体は超美麗で経年劣化もデジタル劣化もない。レギュラー・リリースの公式名盤でもそうそうない次元の超極上クオリティなのです。ここまではオフィシャル級だとして、公式超えを果たしているのが完全収録の長さ。「午後の部」と「夜の部」では補填状況も異なりますので、ここでセットと共に整理しておきましょう。神(6曲)・Armed And Ready/Cry For The Nations/Victim Of Illusion/Into The Arena/Tales Of Mystery/Lost Horizons(★:イントロ・ソロのみ補填)神話(6曲)
・Attack Of The Mad Axeman/But I Want More/On And On/Never Trust A Stranger/Let Sleeping Dogs Lie/Are You Ready To Rock その他・ワルキューレの騎行(★:開演BGM)/633爆撃隊/1812年(★:ドラムソロ)/Courvoisier Concerto(★)/Doctor Doctor
※注:「★」印はオーディエンス録音で補填された曲。……と、このようになっています。下記曲目では「Tales Of Mystery」にも補填があるように見えるかも知れませんが、ここはあくまで曲間のみ。ざっくり言いますと「冒頭のワルキューレ」と「後半のドラムソロ/ギターソロ」の2ヶ所だけがオーディエンス録音。「Lost Horizons」もバンドが入ってくる前にサウンドボードになります。そして、補填に使用したオーディエンス録音がまた極上。クリアに透き通った空気感が素晴らしく、力強い芯が目の前にグイグイと迫り、ディテールも実に細やか。さすがに「サウンドボードとの切り替えが分からない」とまでは言えませんが、いわゆる「まるでFM放送」と言いたくなるようなオンで美麗な名録音。実のところ、本作とは逆に「オーディエンス録音をメインに、テープチェンジ部をサウンドボードで補完」というCD企画も検討されたほどなのです。そうして誕生した完全系は、日本武道館を超える名演。『飛翔伝説』は大量のオーバーダブや差し替えが行われた事でも有名ですが、それも仕方がない。実のところ、何しろ初来日は『神話』を仕上げた後に行われたツアー冒頭(実際にはウォームアップ的にPINKPOP FESTIVALへも出演しましたが、『神話』の新曲はない上に来日まで2ヶ月も間が空いていました)。武道館公演はその初日であり、ほとんどぶっつけ本番。新曲に至っては全世界初演だったわけです。よくもまぁ、そんなショウで公式ライヴ盤を作ったものだとも思いますが、その後2公演を経たことで急速に成長。まだまだ全身に馴染んでいるとは言えないものの、オーバーダブや差し替えなしでもしっかりと聴き応えのあるフルショウを繰り広げているのです。2009年にはオフィシャル『飛翔伝説』も完全版へと拡張されましたが、本作はその大阪編となるものです。無修正・無加工ながら超極上なド直結ステレオ・サウンドボードに、極上オーディエンス録音で補完したフル・ライヴアルバム。日本武道館を超える演奏が本生100%のまま脳みその直接流し込まれる超絶の1本。「1981年8月19日:大阪フェスティバルホール(午後の部)」のフル・サウンドボード録音。超極上ながら不完全だったステレオ・サウンドボードを同日の極上オーディエンス録音で補完した完全版です。大量のオーバーダブや差し替えが施されたオフィシャル『飛翔伝説』とは異なり、無加工・無修正の本生100%ライヴで伝説の初来日でも名演で知られるフルショウを楽しめます。Live at Festival Hall, Osaka, Japan 19th August 1981 Afternoon Show STEREO SBD/AUD MIX
Disc 1 (54:05) 1. The Ride Of The Valkyries ★全部AUD補填 2. Armed And Ready 3. Cry For The Nations 4. Attack Of The Mad Axeman 5. But I Want More 6. Victim Of Illusion 7. Member Introductions 8. Into The Arena 9. On And On 10. Never Trust A Stranger 11. Let Sleeping Dogs Lie
Disc 2 (40:10) 1. Tales Of Mystery★3:55 - 最後までAUD補填 2. Drum Solo incl. 633 Squadron & 1812 Overture ★全部AUD補填 3. Courvoisier Concerto ★全部AUD補填 4. Lost Horizons ★0:00 - 1:20AUD補填 5. Doctor Doctor 6. Are You Ready To Rock
Michael Schenker - Guitar Gary Barden - Vocal Chris Glen - Bass Cozy Powell - Drums Paul Raymond - Guitar, Keyboards STEREO SOUNDBOARD RECORDING