1976年北米ツアーより3月21日のアナハイム公演を高音質オーディエンス録音で完全収録したアナログ2枚組LP「WHO'S ON FIRST?」を原盤より完全復刻。このレコード以外はこれまでCD化されていなかった音源です。驚くべきはその音質と欠けの殆ど無いほぼコンプリートな内容で、ここまで優れたテイクがCDとしてリリースされてこなかった事が意外に感じるほどの優れた一枚です。勿論、ディスクの繋ぎ目も自然なクロスフェード処理を施すことで、切れ目なく楽しめます。厳密にはWe're Not Gonna Take Itの2:08にカットがあり歌の2番のサビが欠落しているので、その部分は前半から補填することで違和感無く聴けるように調整してあります。またラストのラストWon't Get Fooled Againのエンドがややフェイドアウトが早すぎる感もあるので、その部分もボリューム調整することでより聴きやすく仕上げてあります。本編には関係ないボーナストラックはあえて外し、純粋にライブそのものをじっくりと楽しめるようにしてあります。楽音が無理なくクリアーにしっかりと収録されており、変なイコライズ感も全く無いので非常に気持ち良く聴けると思います。歓声が自然に拡散しているのに対し、楽音がしっかりと真ん中に入っているので、当日の優秀なPAサウンドの状態が良く判ります。更に興味深いボーナストラックとして、1976年3月9日のボストン公演を約10分追加収録。キース・ムーンがドラッグのオーヴァードーズが原因でステージ上で倒れ、2曲でコンサートが中止となったというあの公演のテイクです。昨年、ダン・ランピンスキーが発表したテイクとは完全別マスター。音質も良好で歓声も全く違います。こちらにはランピンスキー音源で聴かれたI Can't ExplainでのPAノイズのような問題がないので、本テイクの登場で、あのノイズはランピンスキー・マスターの問題であることが判ります。次第に演奏がおかしくなっていくSubstitute、そして終演後のロジャーのMCも含め興味深いドキュメントになっています。
Live at Anaheim Stadium, Anaheim, California, USA 21st March 1976 PERFECT SOUND
Disc 1 1. Opening 2. I Can't Explain 3. Substitute 4. My Wife 5. Baba O'Riley 6. Squeeze Box 7. Behind Blue Eyes 8. Dreaming From The Waist 9. Magic Bus
Disc 2 1. Amazing Journey 2. Sparks 3. The Acid Queen 4. Fiddle About 5. Pinball Wizard 6. I'm Free 7. Tommy's Holiday Camp 8. We're Not Gonna Take It 9. See Me Feel Me 10. Summertime Blues 11. My Generation 12. Join Together 13. Roadrunner 14. Won't Get Fooled Again
Live at Boston Garden, Boston, MA. USA 9th March 1976 15. I Can't Explain 16. Substitute 17. Keith Moon passes out Roger Daltrey - Vocals, Harmonica Pete Townshend - Guitar, Vocals John Entwistle - Bass, Vocals Keith Moon - Drums, Vocals