非公式盤ながら稀代の名作と言われた「ストックホルム・ジャズ・デイズ 1972」が放送ではカットされた「500 マイルズ・ハイ」をも収録した24ビット・リマスター音源にて初収録した超高音質盤が登場しました。今回登場した音源は、ロック関係ブートのリマスターでマニアから信頼の厚いTooleMan音源を収録しています。ジャズファンの方々には初耳となるTooleMan音源ですがロック関係ブートでは世界的に有名なリマスター職人となり数多くの名音源を世に送り出しています。その彼がリマスターした音源から更にノイズ・レス処理を施したのが今回ご案内する音源となります。1972年9月17日、ドラマ劇場で開催されたストックホルム・ジャズデイズに出演したライブで、チック・コリア、スタンリー・クラークに加えジョー・ファレル、アイアート・モレイラが参加しています。では、リマスターの詳細をラインナップしてみます。 再放送から放送時間の都合で当日演奏されながらカットされた「500 Miles High」を初回放送音源より再挿入してパッケージ化。 その際、「500 Miles High」のピッチを61セント上げクリーニング済音源を用いています。 その他の楽曲に関してはピッチを28~37セントそれぞれ上げて収録しています。 第1世代または第2世代の録音テープからハムノイズを軽減、更にスタジオにてノイズ・レス化を実現。単に音圧をを上げ過剰なイコライジングだけの音源とはハッキリ言ってモノが違います。非公式盤とは信じ難いクオリティーとなっています。旧作「ストックホルム・ジャズデイズ」ではモヤっとした霧に包まれたような音質でしたが、その霧も晴れ渡りキレの良いクリアーな音質でお聴き頂けます。さて、肝心の演奏はチック・コリアが奏でるこの時期ならではの深いインスピレーションを感じさせるフェンダー・ローズと、ジョー・ファレルの小気味良いラテン・フレーバー溢れるフルート、ソプラノにスタンリー・クラーク、アイアート・モレイラが加わった4人で創出された音楽はライブでこそその真価が発揮さえれており、アルバム「ライト・アズ・ア・フェザー」では味わえないテンションでライブは展開されています。初期リターン・トゥ・フォエヴァー音源の中でも突出した本作品の音質は正にオフィシャル級となりこの優秀なサウンドに身を委ねてみて下さい。
ライブ・アット・ドラマ劇場、ストックホルム、スウェーデン 09/17/1972 1.Introduction By Chick Corea 2.Spain 3.Children's Song 4.500 Miles High 5.Noon Song 6.Matrix チック・コリア(p, keyb) ジョー・ファレル(ss, fl) スタンリー・クラーク(b) アイアート・モレイラ(dr)