公式アーカイヴからも見逃された全盛期の秘境“SOMEWHERE ON TOUR”。その代表音源がアップグレード、「GRAF ZEPPELIN」による最強盤となって永久保存決定です!その最強盤に刻まれているのは「1986年10月14日レスター公演」。その極上オーディエンス録音です。“SOMEWHERE ON TOUR”は『死霊復活』『メイデン・イングランド』に夾まれた時期だけに公式ライヴ作がなく、その反動でアンダーグラウンド発掘が盛ん。当店でもさまざまな名作でアーカイヴしてきましたが、その中でも本作は特別。その意味をご説明するためにも、まずは音源秘境ツアーの全体像から振り返ってみましょう。1986年
・9月10日-25日:欧州#1(12公演)《9月29日『SOMEWHERE IN TIME』発売》・10月3日-11月9日:英国(27公演)←★ココ★・11月12日-12月18日:欧州#2(27公演)1987年・1月7日-5月2日:北米(79公演)・5月11日-21日:日本(7公演)
【最高峰クオリティを更新した伝統の名録音】これが1986年/1987年のIRON MAIDEN。『CAUGHT SOMEWHERE IN MILWAUKEE』『CAUGHT SOMEWHERE IN CHICAGO』『BUDOKAN 1987』等を筆頭に、公式代わりを務める決定盤を探求して参りました。しかし、そうしたプレス・タイトル群はことごとくツアー後半の1987年篇。それに対し、本作のレスター公演はツアー序盤となる「英国」レッグ9公演目のコンサートでした。この「1986年」が重要。このツアーでは『SOMEWHERE IN TIME』のレア曲がポイントとなるわけですが、その中のひとつ「Sea Of Madness」を演奏したのは欧州/英国だけだったのです。そして、本作こそが「1986年の最高峰」として知られてきた伝統の名録音。世界的名匠“Crazy S.”氏のオリジナル・マスターからダイレクトにデジタル化した銘品なのです。従来の最高峰盤は『CAUGHT SOMEWHERE IN LEICESTER』だったわけですが、今回は大元カセットから新たに再トランスファー。2021年の最新技術で録音のすべてをデジタル化し直しました。しかも、今回の作業を担ったのは、ヴィンテージ・アーカイヴで定評ある「GRAF ZEPPELIN」。あまりHR/HM系のイメージはありませんが、先日のWHITESNAKE『DEFINITIVE NOTTINGHAM 1984(Zodiac 456)』も大好評を博しており、ハード・サウンドでも見事な仕上がりを聞かせてくれたのです。実際、本作のサウンドも絶品。元々ダイレクト感たっぷりの芯と微細部の鮮やかさを両立した名録音でしたが、本作ではさらにディテールアップ。「まるで別物」とまでは言えませんが、クリスタル・クリアに透き通った空気感に切り立つエッジはさらに鋭く、ナチュラルなままギラッギラに輝いている。さらにポイントなのはステレオ感。全開トランスファーでは、音域によって左右チャンネルのバランスが不均衡だったり位相にズレもあったのですが、本作はビシッと統一。これまでは「シカゴ録音やミルウォーキー録音より半歩譲るものの、Sea Of Madnessがあるから同等」という感じだったのですが、今回のアップグレードによりサウンド面でも互角以上。ツアー最高峰に君臨する1本となったのです。
【貴重曲満載の英国コレクション】そんなクリア・サウンドで描かれるのは、レア曲たっぷりな“SOMEWHERE ON TOUR”のフルショウ。『死霊復活』『メイデン・イングランド』と比較しながら整理しておきましょう。クラシックス・鋼鉄の処女(4曲)Phantom Of The Opera/Iron Maiden/
Running Free/Sanctuary・魔力の刻印(4曲)Children Of The Damned/Hallowed Be Thy Name/The Number Of The Beast/Run To The Hills・頭脳改革(1曲)Where Eagles Dare(★)・パワースレイヴ(2曲)2 Minutes To Midnight/Rime Of The Ancient Mariner
サムホエア・イン・タイム他(5曲+α)・Caught Somewhere In Time(★)/Sea Of Madness(★)/Stranger In A Strange Land(★)/Wasted Years/Heaven Can Wait・その他:Walking on Glass(★)※注:「★」印は『死霊復活』『メイデン・イングランド』を併せても聴けない曲。……と、このようになっています。特に重要なのは6人編成になってから一度も演奏していない「Caught Somewhere In Time」や「Sea Of Madness」、それに泣きのギターソロがたっぷりフィーチュアされた「Walking on Glass」でしょう。“SOMEWHERE ON TOUR”というだけで貴重なわけですが、「Sea Of Madness」がその要の1つだと実感して頂けるのではないでしょうか。さて、まさに「SOMEWHERE ON TOURの最高傑作」とも言うべき本作ですが、さらに視点を変えると「80年代の英国コレクション」の要でもあります。この意味をご理解いただくためにも、各ツアーの頂点オーディエンス録音を見渡してみましょう。
・3rdツアー『DEFINITIVE OXFORD 1982』・4thツアー『EAGLE’S HAMMERSMITH』・5thツアー『NEWCASTLE 1984 2ND NIGHT』・6thツアー:レスター公演 ←★本作★・7thツアー『MONSTERS OF ROCK 1988: 25th Anniversary Edition』 いかがでしょうか。いずれも劣らぬ超傑作揃い。各ツアーで最高傑作のオーディエンス録音なのがご理解いただけるでしょう。IRON MAIDENは母国イギリスを大事にすることで知られるバンドですが、当店の英国コレクションで「黄金時代の現場」を一気に極上体験できるわけです。世界中のマニアが追い求める秘境“SOMEWHERE ON TOUR”でも、隠れ名曲「Sea Of Madness」まで楽しめる英国ツアー。その最高峰に君臨する名録音の頂点更新盤です。名匠“Crazy S.”氏の傑作という次元を超え、IRON MAIDENのオーディエンス・コレクションでも要となる絶対作。「1986年10月14日レスター公演」の極上オーディエンス録音。名匠Crazy S.氏のオリジナル・カセットから新たに再トランスファーされた銘品中の銘品。ダイレクト感たっぷりの芯と微細部の鮮やかさを両立した名録音がさらにディテールアップ。クリスタル・クリアに透き通った空気感に切り立つエッジはさらに鋭く、ナチュラルなままギラッギラに輝いています。貴重な「Caught Somewhere In Time」「Stranger In A Strange Land」「Walking on Glass」だけでなく、北米や日本では演奏しなかった隠れ名曲「Sea Of Madness」まで極上体験できるSOMEWHERE ON TOURの最高傑作です。De Montfort Hall, Leicester, UK 14th October 1986 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)*Upgrade
Disc 1 (61:36) 1. Theme From Blade Runner 2. Caught Somewhere In Time 3. 2 Minutes To Midnight 4. Sea Of Madness 5. Children Of The Damned 6. Stranger In A Strange Land 7. Wasted Years 8. Rime Of The Ancient Mariner 9. Walking On Glass 10. Where Eagles Dare
Disc 2 (55:34) 1. Heaven Can Wait 2. Phantom Of The Opera 3. Hallowed Be Thy Name 4. Iron Maiden 5. The Number Of The Beast 6. Run To The Hills 7. Running Free 8. Sanctuary Bruce Dickinson - Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray - Guitar Adrian Smith - Guitar Nicko McBrain - Drums