久々の本格ツアーで「ボウイ復活」を知らしめた『HEATHEN』時代。その最中に出演したFMサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に刻まれているのは2つのBBC放送。「2002年9月18日」収録の“LIVE AND EXCLUSIVE”をメインに、「2002年6月27日」収録の“FRIDAY NIGHT with ROSS and BOWIE”をボーナス追加したステレオ・サウンドボード録音です。2つの番組は“HEATHEN Tour”の真っ最中に行われたもの。まずは、そのスケジュールと照らし合わせながらポジションを整理しておきましょう。《6月11日『HEATHEN』発売》・6月11日+15日:ウォームアップ(NY2公演)
・6月27日:“FRIDAY NIGHT WITH ROSS”出演 ←★後半4曲★・6月29日:MELTDOWN FESTIVAL出演・7月1日ー18日:欧州#1(9公演)・7月28日ー8月16日:北米#1(12公演)・9月18日:“LIVE AND EXCLUSIVE”出演 ←★前半10曲★・9月22日ー10月2日:欧州#2(6公演)
・10月11日ー23日:北米#2(7公演) これが2002年のデヴィッド・ボウイ。本作の2番組はどちらもロンドンでの収録なのですが、メインの“LIVE AND EXCLUSIVE”はアメリカから帰国して「欧州#2」へ突入する4日前。一方、ボーナスの“FRIDAY NIGHT WITH ROSS”は、逆に極初期のウォームアップ期で、『LOW』『HEATHEN』全曲ライヴで話題をさらった“MELTDOWN FESTIVAL”の2日前の収録でした。どちらの番組もハイクオリティなサウンドで知られ、『HEATHEN』時代でも屈指の有名サウンドボードとして君臨。当店でもボーナス・タイトルやプレス4枚組『THE FINAL NIGHT AT HAMMERSMITH 2002(の一部)』としても愛されてきました。本作は、そんな大定番サウンドボードのリマスター再発。。。。では、ありません。当店では、世界的なボウイ研究家の監修を受けて定番サウンドボードの最高峰マスターを永久保存してきましたが、本作はその最新弾なのです。実際、今回のマスターは初公開となるもの。放送自体はこれまでと同じですし、やはりエアチェック・マスターなのですが、これまで研究家仲間の間でのみトレードされてきた秘匿のマスターなのです。実際、そのクオリティは過去最高峰。従来マスターもいつもの基準なら「完全オフィシャル級」と呼べるものなのですが、今回のマスターは精度が違う。放送当時のハイエンド機材が使用され、FMチューナーからダイレクトにCD化したもの。カセットもDATも介さずにデジタル化されており、2002年の放送当時から劣化ゼロ。しかも、受信状態や配線にも気を配られており、ノイズレスな美しさもビシッと揺るぎない安定感も絶大なのです。これまで「ベスト」とされてきたマスターと比較しても艶がまるで違い、手応えまで感じる密度もシャープなのにトガらないエッジも美しければ、ベースの重低音ヴァイヴの細やかさも圧倒的。ひと口に「オフィシャル級」とは言っても実はピンキリだったりするのですが、本作の立つ地平は「オフィシャル名盤級」。それもモービル・フィデリティ盤やニンバス・スーパーカット盤のように「マスターテープの音」を感じさせてくれる次元なのです。そんなエアチェックの常識外となるサウンドで描かれるのは、貴重ナンバーも飛び出す『HEATHEN』時代の生演奏。2つの番組で合計14曲分が放送されているのですが、被っているのは「Everyone Says 'Hi’」のみ。実に多彩なレパートリーが楽しめるのです。ここでちょっと整理しておきましょう。ヒーザン(6曲・7テイク)・Sunday/Cactus/5:15 The Angels Have Gone/Everyone Says 'Hi’[2テイク]/Heathen (The Rays)/Slip Away その他(7曲)・70年代:The Bewlay Brothers(★)/Ziggy Stardust/Rebel Rebel(★)/
Look Back In Anger(★)・80年代以降:Fashion/Alabama Song(★)/Survive(★)※注:「★」印は傑作サウンドボード『OLYMPIA 2002』『MONTREUX 2002』『TORONTO 2002』のどれでも聴けない曲。……と、このようになっています。『HEATHEN』の新曲群も貴重なのですが、やはり美味しいのはクラシックス。当店では『OLYMPIA 2002(Wardour-227)』『MONTREUX 2002(Wardour-193)』『TORONTO 2002(Wardour-264)』といった“HEATHEN Tour”の名作サウンドボードを永久保存してきましたが、そこでも聴けない曲がたっぷり。特にお宝なのは「Alabama Song」と「The Bewlay Brothers」。「Alabama Song」は12年ぶりに実現したまさかの復活ですし、「The Bewlay Brothers」に至っては発表から31年を経て初めて披露された生演奏なのです。当時からファンのド肝を抜き、この放送を伝説にしてきた両曲。それを「オフィシャル名盤級」クオリティでいつでも、いつまでも楽しめるライヴアルバム……それが本作なのです。それにしても素晴らしいサウンド。同じ放送であっても、こだわり抜いた研究家が録音するとこうまで違うのか……そんな畏怖さえ覚える超極上のステレオサウンドボード・アルバムです。お馴染みのライヴを未体験クオリティで永久保存した1枚。2つのBBC番組「2002年9月18日LIVE AND EXCLUSIVE」+「6月27日FRIDAY NIGHT with ROSS and BOWIE」をカップリングしたステレオ・サウンドボード録音。どちらの番組も大定番で知られていますが、本作は最高峰クオリティを更新する初登場マスター。ボウイ研究家の仲間内だけでトレードされていた門外不出のマスターで、放送当時のハイエンド機材が使用され、FMチューナーからダイレクトにCD化したもの。そのクオリティはオフィシャル作品でも歴史的名盤級の素晴らしさ。初めて生演奏された「The Bewlay Brothers」や激レア「Alabama Song」も超極上サウンドで楽しめます。
BBC Maida Vale Studio 3, London, UK 18th September 2002 STEREO SBD*UPGRADE Studio TC4. BBC Television Centre, White City, London, UK 27th June 2002 STEREO SBD*UPGRADE(73:43)
Everything’s Hunky Dory BBC Radio 2 Live and Exclusive BBC Maida Vale Studio 3, London, UK 18th September 2002 Broadcast: BBC Radio 2 on 5th October 2002 01. Jonathan Ross Introduction 02. Sunday 03. Look Back In Anger 04. Cactus 05. Survive 06. 5:15 The Angels Have Gone
07. Alabama Song 08. Everyone Says 'Hi' 09. Rebel Rebel 10. The Bewlay Brothers 11. Heathen (The Rays) 12. Jonathan Ross - Closing Comments Friday Night with Ross and Bowie Studio TC4. BBC Television Centre, White City, London, UK 27th June 2002 Broadcast: BBC One on 5th July 2002
13. Fashion 14. Slip Away 15. Everyone Says 'Hi' 16. Ziggy Stardust STEREO SOUNDBOARD RECORDING David Bowie: Vocals / 12-String Acoustic Guitar Catherine Russell: Backing Vocals / Keyboards / Acoustic Guitar Earl Slick: Lead Guitar Gail Ann Dorsey: Bass / Vocals
Gerry Leonard: Lead Guitar Mark Plati: Rhythm / Acoustic Guitar Mike Garson: Keyboards Sterling Campbell: Drums / Percussion