21ナイトスタンド、13日目。11年5月14日。この音質は驚異的、下手なサウンドボードを凌駕する、21ナイト・スタンドの音源の中で間違いなくベスト・クオリティーの究極のオーディエンス録音です!最高のマイクを使ってDAT録音され、適度な歓声、それ以上に楽器の音のきめ細かさが素晴しく録音されています!実はサウンドボードがありますが不完全収録、よってこのアイテムは完全収録のため十二分の価値があります!まず冒頭「When Eye Lay My Hands On U」でその良さを感じてください。リアル・ミュージック・バイ・リアル・ミュージシャンの真の意味が理解出来る名音源です!レナートのキーボード、そしてマイク・フィリップスのサックス。他にもあげるべきミュージシャンはいますが、主役は彼ら二人です。しかしそう思わせることは裏を返せば回りのバックアップがあってこそ。それが音質の良さからとても分るのです。そして突然浮き上がるプリンスのボーカル。彼がいたのか、そう思わせるくらいバックの素晴しさに惚れきってしまいます。プリンスの存在というのも同様NPGメンバー個々のプレイの良さの上にある、そう気がつかされることでしょう。「Laydown」も響く。ギターの不協和音とか、バンドのアンサンブルとして決して褒められないものも、実はパンキッシュという名の元でライブの良さとしてしまう、プリンスの天才性。そこから「Dreamer」というジミヘンとの交信曲となります。プリンスの声の余裕さと数多の練習の上で出来上がった戦慄のギター、そしてWelcome 2 Americaというコーラスの土着と健気さ。「She's Always In My Hair」では他では聴こえなかったブニョブニョしたキーボード音に気がつかされます。名曲「Future Soul Song」へ。プリンスがもう一年にもなりそうなのに、新曲であなたに捧げるなんて言っています。しかし他のライブの時よりプリンスのMCが少なくて、それが演奏への安心さに繋がっています。この曲でジョン、実はダララランとプロフェッショナルにドラミングしていル、そんな発見もこの素晴しい音質だから。そしてこの人のこのサックスのソロがあるから、やはりベストの演奏と太鼓判を押すしかありません、マイク・フィリップス。そして「Purple Rain」、この素晴しい音質なら、ずばり2011年の代表的「Purple Rain」となりました!プリンスが「Purple Rain」を知り尽くしているからこその遊びのフレーズを堪能できます。そしてシーラE。この音質で聴くべき「The Glamorous Life」、そして「Somewhere Here On Earth」。そしてマイクがまたもやベスト演奏にするべくサックスを吹きます。アメール・ラリューがNPGのバッキングで歌う「No One Else」はここでしか聴けないハイライトもちゃんとあります。そしてオリジナルなのだから、当然素晴しいものとなっています。そしてその美しさがプリンスに伝わる、エフェクトが美麗でいつも以上に大仰な「Nothing Compares 2 U」。ピアノのプレリュードは今まで聴いたことがないもので、プリンスが歌い出した後のマイクによるホーンのソウルフルさも秀逸!続く「Controversy」も今のプリンスの成熟したバンドのプレイを前面に出していることが聴けばわかりますが、そこにマイク・フィリップスによるサックスが縦横無尽に吹かれるその隙間が与えられているわけですから、もう悶絶もののカッコ良さ!バンドの良さがエクステンドされた名演!そしてサンプラーセット。音質が良いと、なんだかバンド演奏されているように錯覚してしまいます!「Love」ではプリンスは悩ましげに「Black Sweat」の歌詞を歌っています。「I Would Die 4 U」でもボーカリストとしてプリンスは観客を煽り、そしてバンド演奏の「If I Was Your Girlfriend」ではバンドの保護者、責任監督者の如く、マイクがホーンを演奏全体に降りかけるように足しています。プリンスに、マイク、吹け!って言われて、シンプルに最高のホーンを降らせるのだから、マイクは天才!ベイビーフェイスとプリンスに言われているレナートが活躍する「Scandalous」素晴しいホーンが聴ける「Adore」、そして最後のジャム「Play That Funky Music」でもやはりマイクがいて、Craig RobinsonとSusan Sarandonがゲストで、彼らが歌っています。そして「Hollywood Swinging」へ!マイクがボコーダーでザップの「More Bounce To The Ounce」をロジャーの如く入れます。プリンスもなぞるように歌っています。そして「One Nation Under A Groove」のフレーズも飛び出し、その後のジャムもまたファンキーで素晴しく展開!この日のこの音源こそ21ナイト・スタンドのベスト!絶対必携の名盤です!!! Inglewood Forum, Inglewood, Los Angeles, May 14, 2011
Disc 1 1.When Eye Lay My Hands On U 2.Laydown 3.Dreamer(Incl. Welcome 2 America) 4.She's Always In My Hair 5.Future Soul Song 6.Purple Rain 7.The Glamorous Life(Incl. Soul Sacrifice) 8.Somewhere Here On Earth/I Love U But I Don't Trust U Anymore 9.Take Me With U
10.Raspberry Beret 11.Cream 12.Don't Stop 'Til You Get Enough 13.Cool 14.Let's Work 15.U Got The Look
Disc 2 1.No One Else(Feat. Amel Larrieux) 2.Nothing Compares To U(Feat. Shelby J) 3.Controversy(Incl. Housequake Chants) 4.Sampler Set(When Doves Cry/Nasty Girl/Sign O' The Times/The Most Beautiful Girl In The World/Love/Black Sweat/Darling Nikki/I Would Die 4 U
5.If I Was Your Girlfriend 6.Insatiable 7.Scandalous 8.Adore 9.Audience 10.Kiss 11.Play That Funky Music 12.Hollywood Swinging