「90年代最高のサウンドボード」と称された超極上ライヴアルバムが再臨。ベスト・マスター登場です。その最高傑作が記録されたのは「1995年10月2日ストックホルム公演」。その超極上ステレオ・サウンドボード録音です。ドゥギー・ホワイトを迎えた90年代RAINBOWは2年ほど活動していたわけですが、1995年は始動の刹那。公式化された『BLACK MASQUERADE: ROCKPALAST '95』も有名な時期ですので、併せて当時のスケジュールを紐解いてみましょう。《8月『孤高のストレンジャー』発売》・9月30日:ヘルシンキ公演(初演)・10月2日:ストックホルム公演 ←★本作★
・10月3日ー8日:欧州#1(3公演)・10月9日:デュッセルドルフ公演 ←※公式映像・10月10日ー11月4日:欧州#2(19公演)・11月11日-23日:日本(9公演) これが1995年のRAINBOW。夏にアルバムが発売になった後は「欧州25公演+日本9公演」で再始動の初年を終えました。本作のストックホルム公演は、その中でも序盤も序盤となる2公演目。『ROCKPALAST '95』のちょうど一週間前にあたるコンサートでした。このショウはラジオ放送されて「新生RAINBOWがサウンドボードで聴ける!」と注目を集め、さまざまな既発群が誕生。一気に定番となりました。中でも特にベスト・クオリティと評判を集めたのが『SCANDINAVIAN NIGHT』。本作は、その大元になったエアチェック・マスターから起こし直されたものなのです。そのクオリティは、まさに過去最高。「Smoke On The Water」の後で番組を締めくくるアウトロ・パートが収録されていることからも大元なのは明らかですが、それ以上に重要なのは全編を貫くサウンド。以前から「完全オフィシャル級」と絶賛されたマスターだけに「まるで別物」とまでは行っていませんが、起こしと仕上げの精度はアップ。特に分かりやすいのはステレオ感で、従来は右チャンネルに偏っていたバランスを整え、音楽作品としての完成度がグッと上がっています。そのクオリティの高さを確信できるのが、実はボーナス・トラック。このストックホルム公演は放送だけでなく公式にも使用されており、シングル『Ariel』のB面トラックとして「The Temple Of The King」が採用されました。本作は、そんな公式サウンドボードも追加収録しているのですが、本編とクオリティ差がまったくない。「完全オフィシャル級」が誇張でも何でもない事実だと実感できるのです。それほどのサウンドで描かれるのは、始動間もない新生RAINBOWの熱演。残念ながら『ROCKPALAST '95』とは違って約1時間の放送枠に沿って編集されてもいますので、その内容もチェックしておきましょう。RAINBOW(6曲)
・クラシックス:Spotlight Kid/Long Live Rock 'n' Roll/Since You Been Gone/The Temple Of The King(公式シングル)・孤高のストレンジャー:Hunting Humans/Black Masquerade/Hall Of The Mountain King DEEP PURPLE他(2曲+α)・Perfect Strangers/Smoke On The Water・その他:Blues
当時は「新生RAINBOWがサウンドボードで聴ける!」という以上の価値はありませんでしたが、四半世紀が経った現在では、意味も変わりました。公式シングルにも採用された血統と、90年代最高のサウンド・クオリティを併せ持つ「準オフィシャル作品」であり、『孤高のストレンジャー』『ROCKPALAST '95』にも並ぶ、第三の必携アルバムなのです。その極上サウンドボードを最高峰クオリティで整えた1枚、「1995年10月2日ストックホルム公演」の超極上ステレオ・サウンドボード録音。シングルB面にも採用されたライヴの長尺FMサウンドボードで、ベスト・クオリティで知られるマスターからCD化された最高峰盤。Langleyレーベルの既発ではなかったアウトロも聴ける放送の全長版で、公式シングルに収録された同日の「The Temple Of The King」もボーナス追加。『孤高のストレンジャー』『ROCKPALAST '95』にも並ぶ、準オフィシャル作品です。Circus, Stockholm, Sweden 2nd October 1995 STEREO SBD(UPGRADE!!!)(62:39)
1. The Land Of Hope And Glory (incl. DJ Intro) 2. Over The Rainbow 3. Spotlight Kid 4. Long Live Rock 'n' Roll 5. Hunting Humans 6. Black Masquerade 7. Blues 8. Since You Been Gone 9. Perfect Strangers 10. Hall Of The Mountain King 11. Smoke On The Water 12. DJ Outro
Bonus Track 13. The Temple Of The King (from "Ariel" CD Single) Ritchie Blackmore - Guitar Doogie White - Vocal Greg Smith - Bass Paul Morris - Keyboards Chuck Burgi - Drums Candice Night - Vocal STEREO SOUNDBOARD RECORDING