2010年初頭に、大名盤「BRITISH PRIDE」(水戸11/23/79)、「PERPETUAL BLACK」(新潟11/27/81)と同時リリースされた、レーベルの「隠れたオリジナル名音源」が登場です。上記タイトルと違い、見過ごされていたマニアの方々もいらっしゃるのではないでしょうか。1981年12月7日武道館公演を提供のマスターカセットよりダイレクト収録した本音源。今、聴き直しても、非常に優れた録音なのです。これより後に「PALE FALME」がリリースされ、この日の決定版という扱いになっていますが、この「ANOTHER BUDOKAN TICKET」も後発「PALE FALME」に負けていない、大変優れた録音です。なにより、無理やりなイコライズ感が一切なく、それでいてヒスノイズやアナログ劣化が無いという点が素晴らしく、驚くべきことに楽曲のカット部分は一切なし、安定感も抜群で、聴いた誰もが「これは凄い」と聴き入ってしまうであろう名音源です。内容に関して言えば、体調不良により「Layla」がセットリストから外れた唯一の公演ですが、ボーカルに関しては後半にかけて徐々に精彩を欠いていき、おそらく体力的な問題からキーの高い「Layla」が除外されたと思いますが、それとは対象的にギター・プレイに関してはかなりテンションの高いプレイ、特に「Double Trouble」と「Ramblin' On ~」の2曲の出来栄えは素晴らしく、他の81年公演と遜色の無い演奏を聞く事が出来ます。音質はこの年代の録音としてはかなり優れており、この時期の既発「Black & White」より明らかに近いポジションで録音されており、残響が少ない輪郭のハッキリした音、特にギターとボーカルの鮮明さが際立った音質です。数少ない81年来日公演から、曲中の欠落が一切無いファン必聴・必携の高品質ソースです。この日の音源としては間違いなく最も音質の良い物なので、既発盤をお持ちの方も聴いてみる価値があるニューマスターである。Live at Budokan, Tokyo, Japan 7th December 1981 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 1. Tulsa Time 2. Lay Down Sally 3. Wonderful Tonight 4. After Midnight 5. I Shot The Sheriff 6. A Whiter Shade Of Pale 7. Country Boy
Disc 2 1. Double Trouble 2. Blues Power 3. Blow Wind Blow 4. Motherless Children 5. Ramblin' On My Mind / Have You Ever Loved A Woman 6. Cocaine 7. Further On Up The Road
Eric Clapton : Guitar, Vocals Albert Lee : Guitar & Vocals Dave Markee : Bass Henry Spinetti : Drums Chris Stainton : Keyboards Gary Brooker : Keyboards & Vocals