1997年の来日公演からのジャパン・ツアーが終盤に差し掛かった2月22日の秋田公演を高音質オーディエンス録音で収録。ツアー開始後ずっとオープニングに演奏されていた「Down In The Flood」が突如「Absolutely Sweet Marie」で幕を明けたことが当時大きな話題となったライブを完全収録しています。しかもディラン初の秋田公演かつ会場ということもあり、序盤はPAからの出音を反映したかのような奥まった音像です。またこの90年代後半のDATオーディエンス録音にありがちな低音の音域が目立つ録音状態でもありますが、これもまた十分に高品位な録音であることは間違いありません。それにライブが進むにつれて音像やバランスもグングンよくなり、前半終了時には極上録音だと断言できるクオリティに昇格しました。そんな録音状態以上に驚かされるのはこの日も絶好調なディラン。相も変わらずパワフルな歌を聴かせてくれるアッパーなボルテージの前では、これがツアー終盤ということが信じられないほど。東京公演も素晴らしい演奏でしたが、この初の秋田公演もまったく見劣りしていません。そんな中で日本初のライブ演奏となった「When I Paint My Masterpiece」の演奏も名演と呼ぶにふさわしいもの。当時は東京での強烈な盛り上がりばかりがクローズアップされた感がありましたが、97年の来日公演がツアーを通して見事な演奏を披露していたことを今回のタイトルでどうぞご確認ください。Kenmin Kaikan, Akita, Japan 22nd February 1997 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
Disc 1(75:21) 1. Introduction 2. Absolutely Sweet Marie 3. Lay, Lady, Lay 4. All Along The Watchtower 5. Just Like A Woman 6. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine) 7. Silvio 8. Friend Of The Devil 9. Mr. Tambourine Man 10. Masters of War 11. God Knows
12. When I Paint My Masterpiece
Disc 2(36:39) 1. Highway 61 Revisited 2. Like A Rolling Stone 3. One Too Many Mornings 4. Rainy Day Women # 12 & 35 Bob Dylan (vocal & guitar), Bucky Baxter (pedal steel guitar & electric slide guitar), John Jackson (guitar), Tony Garnier (bass), David Kemper (drums & percussion)