2016年9月、東京で行われた来日公演の模様をサウンドボード音源で収録したファンお宝音源盤になります。中堅実力者を揃えて、往年のヒット曲を演奏しましたというスタンスは否定できるものではありません。バスドラの連打を中心としたイントロからの有名曲。短めの演奏で、曲としてもライブのイントロ的な役割う。MCが入ってメンバー紹介から、ちょっとエキゾチックなリズムから、組曲的にサウンドカラーを変えつつ、さまざまなヒット曲なんかも混ぜ込んでくる長尺の2曲めLalah Hathawayが入って渋いボーカルを聴かせる3曲目。ですがそのLalah Hathawayは、これと短めの次の曲の2曲だけという贅沢な起用。後半は、Cantaloupe IslandからChameleonと、こちらも元曲のイメージを崩さない演奏。Terrace MartinがSaxでテーマを奏で、Herbie Hancockとソロの応酬をみせる。このソロの応酬は聴きごたえあり。2曲めでのTerrace Martinのキーボードが実にファンクなサウンドを突っ込んできてファンク濃度が上昇してる印象。もっとも、ここぞというところはHerbie Hancockが持ってって格好良いソロをしっかりと決めてくる。そのセンスの良さは健在。ライブ・アット・東京 09/03/2016
1.Actual Proof 2.Overture 3.Come Running To Me 4.Mirror 5.Cantaloupe Island 6.Chameleon ハービー・ハンコック(p) レイラ・ハサウェイ(voc) テラス・マーティン(keyb, sax) ジェームス・ジナス(b) トレヴァー・ローレンスJr(dr)